第3回: 玄関は家の顔だからこそ美しく

  第3回: 玄関は家の顔だからこそ美しく
  • 風水
  • インナーデザイン
  • ストレスケア
  • 心と部屋の整理
  • インドアライフ
  • 愛のある部屋
カヴァースコラム TOP > インナーデザイン > 心のデザインでなりたい自分を設計する > 第3回: 玄関は家の顔だからこそ美しく
心のデザインでなりたい自分を設計する

第3回: 玄関は家の顔だからこそ美しく

心のデザインでなりたい自分を設計する

玄関は家の顔だからこそ美しく01玄関は家の顔とも言われます。風水でも玄関は「気」の入ってくるところとして、大変重要なポイントとして扱われています。玄関は毎日出かけるとき、あるいは仕事や学校から帰ってきたときに最初に触れる空間です。だからこそ常にきれいに整え、出かけるときは元気に、家に帰った時にはほっと安心できるような空間にしたいですよね。また、お届け物や近所の方とのやり取りなど、玄関先だけで済ませてしまうこともあるのではないかと思います。そんな時はまさに家の顔、代表部分と言ってもいいでしょう。

とはいえ、昨今は広い玄関のお家もなかなか少なく、インテリアを工夫するといってもどのように変えていけばいいのか悩ましいところですよね。そんな時こそ、色彩をうまく使ってより心地のいい空間を作っていきましょう。住む人が、訪ねてくるお客さんが、明るく前向きな気分になってくれるような玄関をコーディネートしてみませんか。

イエローで毎日に活力を

よく風水で黄色や金色のものを置くと金運がアップするなどという話をよく聞きます。イエローには交感神経・副交感神経を刺激する効果があります。道路標識などにも使われていることからもわかる通り、人の意識を引きつけるなど神経の活動をアップさせる色とも言えます。脳の働きを活性化させるので朝、これから学校や仕事に出かけるときにはぴったりのカラーコーディネーションと言えるでしょう。ちなみに、食欲を増進させる効果もあるそうなので、食卓やキッチンに使うのもオススメのカラーです。

玄関は家の顔だからこそ美しく02玄関はなるべく明るく、広く使えるようにしておくほうが機能的ですし、色彩による効果も高まります。壁紙など、淡いイエローや、イエローとなじみの良いベージュなどで統一すると明るくなります。アクセントとして玄関マットや靴箱などをイエローでそろえてみてはいかがでしょうか。玄関の照明が暗い場合など、蛍光灯ではなく、イエロー系の間接照明などで照らしてあげると柔らかく温かみのある空間になります。夜、家に帰ってきたときなど、心安らぐことができそうですね。グリーンなどとも相性のいい色ですから、イエローの植木鉢に入れた観葉植物を置くとさらに効果的です。

イエローはからっと乾いた印象を与えてくれる色です。玄関が暗くじめじめしていると、出かける時なども気分を切り替えられなくなってしまいます。イエローを取り入れることで明るく清潔な印象になり、出かけるときにも「さあ行くぞ!」と前向きな気持ちになれるかもしれません。

シンプルホワイトで季節に合わせた空間作り

玄関は明るく、広くしておくほうが良い、というのは先にお話しした通りです。一番明るさを演出してくれるカラーコーディネーションはホワイト。壁紙などはあらかじめホワイト系が使われていることが多いでしょうから、これに合わせてインテリアもホワイト系で統一すると一層明るい空間を演出することができます。ただし、真っ白なインテリアばかりだと冷たく圧迫感のある印象になってしまいがちです。ホワイトに近い色味である淡いベージュや薄いグレー、アイボリーなどを使うと変化をつけやすくなります。

玄関は家の顔だからこそ美しく03ホワイトの良いところは他のどの色を合わせても、その色を引き立たせてくれるところ。ホワイトでシンプルにベースとなる空間を作ったら、自分の好みの絵や写真、お花やオブジェなどを飾るのも良いですね。その時の気分や季節に合わせて飾るものを変えてみるのもいいでしょう。色彩心理学に基づき、積極的な気持ちになりたければ赤の、落ち着いた気持ちになりたければ青のオブジェなど、「なりたい自分」を意識したインテリアを作ってみるにはちょうど良い空間になります。

玄関は家の顔であると同時に、外に出る前に自分の気持ちを整える場所。そう考えると、玄関のインテリアも色々と工夫してみたくなりますよね。