第4回: 良い眠りを得られる寝室作り

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心のデザインでなりたい自分を設計する

第4回: 良い眠りを得られる寝室作り

心のデザインでなりたい自分を設計する

人生にとって最も大きな割合を占める睡眠。良い眠りを得られる部屋とは。

毎日の仕事や家事、勉強で疲れた心と体をリセットするのが睡眠。疲れをほぐし、充実した休息の時間を得るためにも寝室のコーディネートは大切です。「眠るだけだから」とコーディネートをおろそかにしたり、散らかしたままにしていては心の安息につながりません!

良い眠りを得られる寝室作り01大切なのは、部屋にいるときの「安心感」。あまりメタリックな素材を取り入れたり、蛍光色など刺激の強いインテリアやファブリックは避けた方がいいでしょう。ナチュラルなウッド系の素材や、天然素材のファブリックなどでカーテンとベッドカバーをそろえると落ち着いた空間を演出することができます。また、スツールなども鋭角なものでなく丸みを帯びたデザインのものを選んだり、ベッドから降りる際の足元にラグなどを敷いたりするのも効果的。照明も、暖色系の柔らかい光のものを取り入れましょう。夜眠るときに、真っ暗ではないと眠れない方、逆に、少し明りが合った方が眠れる方、好みの光量があると思います。フットライトやベッドサイドに間接照明などで柔らかな光を取り入れると調節もしやすくなります。蛍光灯のような青白い光ではなく、白熱灯のような光の方が温かみを感じやすく落ち着きを得られる効果があります。

快眠を得られるカラーはブルー

寝室に取り入れやすいカラーはズバリ、ブルー。ブルーには鎮静効果があるのです。海の色や空の深い青を見ていると心がほぐれてリラックスしていくのを感じますよね。これは、ブルーが興奮を鎮め、呼吸を穏やかにしてくれる効果を持っているからなのです。

逆に赤色は脳をや神経を活性化させる作用がありますので、多用するのは避けた方がいいでしょう。オフィスなどでは活発な会議をしたいミーティングルームには赤いインテリアを、作業効率をアップさせたいデスク周りにはブルー系のインテリアを用いることもあるのです。

また、良い睡眠を得るためには体温の調節が不可欠です。睡眠が深いほど体温は大きく下がっていきます。つまり、上手に体温を下げていくことによって、充実した睡眠を得ることができるのです。

良い眠りを得られる寝室作り0102ブルーは見た目にも涼しげな色ですよね。夏場などは淡いブルーなどのファッションを好んで取り入れる人も多いのではないでしょうか。目から涼しげな印象を得ることで、体温も自然に下げていくことができますので、寝室には淡いブルーをメインにインテリアをそろえていくことをお勧めします。さらに、ブルーには食欲を抑える効果もあるのです。ですから、飲食店ではブルー系のインテリアやファブリックはあまり使われていませんよね。ダイエットをしている方はブルーのテーブルクロスやカーテンを取り入れると、食欲を抑えてダイエット効果もアップすることが期待できます。

イマジネーションや感受性を高めるバイオレット

もうひとつ、寝室にお勧めのカラーコーディネーションはバイオレットを使うというものです。バイオレットには精神性を高める効果があるのです。古来からバイオレットが高貴な色とされたり、寺院や教会など宗教にまつわる衣装や建築でもよくつかわれたりしているのも、その効果が認められたからかもしれません。

良い眠りを得られる寝室作り03淡いバイオレットを主体とするベッドルームは、朝や日中では明るく、華やかな印象を得ることができ、朝起きた時などポジティブな気分を盛り上げてくれる効果があります。逆に寝る前に照明を落とすと深い紫色となり、神秘的で落ち着いた印象になり、深い眠りに導いてくれます。同時に安らぎを与え、精神のバランスを整えてくれることでイマジネーションや発想力を豊かにしてくれる効果があるのです。よりクリエイティブな発想を得たい方などにはバイオレットでのカラーコーディネーションがお勧めです。