第5回: 安全的な効果

  第5回: 安全的な効果
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キレイな空間から生まれる効果

第5回: 安全的な効果

キレイな空間から生まれる効果

2012年、3月11日、東日本大震災が起こりました。地震の被害は、東北だけでなく関東にも広がりました。この震災以降、改めて見直されるようになったのが「整理・収納」です。地震の際、屋内にいて危険なことの一つに【モノの落下】、【家具等の倒壊】があります。

実際にタンスなどが倒れてケガをし、避難ができなくなってしまったという話も聞きます。私たちは地震を避けることはできませんが、心がけによって二次被害を避けることは出来ます。特に、強い揺れによって、頭上から本や食器が落ちてきた、タンスや鏡などの家具が倒れた、今後そうなりうるという方は要注意!二次被害が起こらないように以下のことに気をつけましょう。

部屋が散らかっていると逃げ遅れる可能性大

部屋が散らかっていると、外に避難する際、動線の確保ができなくなります。何かあった時逃げ遅れる可能性もあるので、モノの整理・安全な収納を心がけましょう。また、モノを上に高く積んでいると倒れてきて危険です。崩れ落ちることがないようにモノを収納する必要があります。

家具の配置に気をつける

寝室や普段自分がいる場所に、倒れたら危ないものがないか確認をします。
自分の頭上よりも高いモノ(棚や本箱など)を置く際、固定器具を必ず使用しましょう。
また、万が一倒れてしまっても自分にぶつからない場所に家具などを設置しましょう。
食器棚は、地震などの揺れで食器が出てしまわないようにストッパーをつけることをおすすめします。

重いものは上に置かない

頭上に重いモノを置くと、取り出す際や戻す時に「身体的に負担」がかかります。また、モノが落下した際にケガをする可能性もあるので、重いモノは極力頭上には置かないようにしましょう。

防災・避難グッズの管理や保管場所を見直す

近年、防災・避難グッズを用意しているご家庭も多いかと思います。でも、買っただけで満足していませんか?水や食品などは賞味期限があります。いざ使おうと思った時に賞味期限が切れていては本末転倒です。せっかく買って準備していたのに、ただ捨てるだけのモノになってしまいます。購入したら、賞味期限を確認し賞味期限直前に使用、また新しいモノを補充するようにしましょう!

そして、避難グッズ。皆さんはどこに保管していますか?納戸の奥や取り出しづらい場所に保管はしていませんか?普段は出番がないのでつい奥の方に保管してしまいがちですが、避難グッズはいざという時にすぐに持って避難するためのモノです。一番、持って避難しやすい場所に保管しておきましょう!何かあった時にしっかりと活かされてこそ、防災・避難グッズです。改めて、管理や保管場所の見直しをしてみて下さい。

このように、お部屋の整理・収納、家具の配置などを心がけることで【安全的な効果】がありますし、二次被害を自ら防ぐことが出来ます。今一度、家の中を見直して安全・安心した暮らしを送ってみませんか?