おうちの火災対策は万全?火災の発生と拡大を防ぐ家具選び&配置方法

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カヴァース編集部

住宅火災によって毎年約900人の方が亡くなっています。その半数が「逃げ遅れ」によるもの。今回の記事では「火災対策」についてご紹介します。火災を起こさないための対策だけでなく、火災の拡大を防ぐための方法・逃げ遅れを防ぐ方法を知っておくことも大切です。火災対策になる家具の選び方・配置方法もご覧ください。

住宅火災の原因

住宅火災の種類には、「普通火災」「油火災」「電気火災」があります。それぞれの原因を見ていきましょう。原因を知っておくことは、火災を予防することにも繋がります。

タバコ

家庭内にある紙・木材などの一般可燃物による火災を「普通火災」と言います。普通火災の原因として多いのがタバコです

寝タバコやタバコの消し忘れなどにより、タバコの火が布団やカーペット・ソファ・衣類などの布製品に燃え移ることで起こることが多いです。マッチやライターなど、子どもの火遊びによる火災もあります。

コンロ

住宅火災が起こる場所として多いのがキッチン。油火災・天ぷら火災と言われ、揚げ物だけでなくコンロの火が服についてしまう着衣着火・魚焼きグリルが燃える火災などもあります。

ストーブ

石油ストーブに給油する際に灯油に引火して起こる火災や、電気ストーブと布団やカーテン・衣類などが接触することによって起こります。

電気製品

モバイルバッテリーやコンセントからの発火が原因で起こる火災を「電気火災」と言います。

コンセントに差したプラグにホコリが溜まり、湿気や水分が付くことで「トラッキング現象」が起こり火災に繋がることもあります

住宅火災を防ぐ方法と家具の選び方

火災の原因を知った上で、次は住宅火災を防ぐ方法を見ていきましょう。家具選びでも火災を防ぐことができますので、購入の際にお役立てください。

ライターは子どもが届かないところに

ライターやマッチはテーブルに置いたままにせず、子どもの手が届かないように「背が高い引き出し付きの棚」などにしまいましょう。理解ができる年齢になったら、火遊びの危険性を教えることも大切です。

また、自宅に眠っている不要なライターはため込まず、ガス抜きをして自治体のルールに従い処分するようにしましょう。

寝タバコをしない・させない

タバコの不始末による火災が多く発生しています。布団やソファ・衣類などに火が燃え移り火災になる他にも、一酸化炭素中毒による逃げ遅れも考えられます

寝タバコは、布団などが炎を上げず徐々に室内に一酸化炭素が充満しやすいです。火災に気付いた時には一酸化炭素中毒で体が動かず逃げ遅れることもあります。ご自身が寝タバコをしないことはもちろん、家族でも声を掛け合いましょう。

コンロから離れない

火が付いているコンロから離れないようにしましょう。離れる時は必ず火を消すこと。また、コンロまわりに燃えやすい物を置かないようにしたり、火災の発生を防ぐために安全装置が付いたコンロを使用するのもおすすめです。消し忘れや過熱しすぎを知らせてくれます。

作業スペースが狭い場合は、コンロ近くに作業台やワゴンなどを置いてコンロから離れないようにしましょう。

ストーブ周囲に燃えやすいものを置かない

ストーブの近くには衣類・カーテンなど燃える物を置かないようにしましょう。ストーブ近くに布団を敷かない・洗濯物を干さないことも大切です。寝ている間にストーブが倒れたり布団が接触して着火する、干している洗濯物がストーブに落ちて着火することがあります。

また、給油の際は完全に火を消してから行いましょう。転倒時に自動的にスイッチが切れるなどの安全装置が付いたものを使用することもおすすめです。

配線まわりはこまめに掃除

コンセントにホコリが溜まると火災の原因になります。こまめにホコリを掃除し、使わないプラグは抜いておくようにしましょう

そのためには、家電を置く棚・テレビ台などは「キャスター付きで動かしやすいもの」を選ぶことがポイント。また、たこ足配線で容量オーバーになると発火の原因になることがありますので気をつけましょう。

火災の被害を最小限にする方法

火災が起こらないように予防することも大切ですが、万が一火災が起こっても被害を最小限にできるように対策を知っておくことも大切です。火災の被害を最小限にする方法をご紹介します。

防炎品を使用する

防炎品とは、火がついても燃え広がりにくいものです。カーテンやカーペット・寝具など素材に特殊な加工を施しており、たばこやライターなどが接触しても燃えにくくなっています。火が付いたとしても燃え広がりにくく、焦げるだけ・小さく燃えるだけで大きな火災を予防できます

万が一火災が発生しても延焼を抑えるため避難する時間を確保することができ、逃げ遅れを防ぐことができます。

住宅用消火器の設置

小型で軽量の消火器を自宅に設置しておきましょう。地域の防災訓練などに参加して、使い方を確認しておくことも大切です。使用期限がありますので、定期的にチェックして交換しましょう。

住宅用火災警報器の点検

住宅用火災警報器があると早く火災に気づくことができ、初期段階で消火・避難することができます。火災警報器は「寝室」「寝室がある階段の上部」に設置することが義務付けられています

定期的に点検し、10年を目安に交換しましょう。寝室にない場合は購入して自分で付けることもできます。火災警報器が設置されている部屋に寝室を移動するのも◎。

火災対策になる家具の配置方法

毎年約900人の方が住宅火災によって亡くなっており、その半数が「逃げ遅れ」によるものです。病気や怪我で体が不自由であったり、熟睡していて気づかなかったなどの理由があげられます。また、亡くなった方の約7割を65歳以上の高齢者が占めています。そこで、逃げ遅れを防ぐための対策を知っておきましょう。出火場所として多いキッチンについてもご紹介します。

避難経路を確保する

火災が起こった時にスムーズに避難できるように、部屋の整理整頓を心掛けましょう。特に、地震による火災の場合、地震の揺れで家具が倒れて避難経路を塞いでしまうことも考えられます。ドアや出入口の近くに家具を置かないようにし、避難経路を確保しておくことが大切です

ワークトライアングルを短く

ワークトライアングルとは、冷蔵庫・シンク・コンロの3つを結ぶ三角形のことを言います。コンロで火をつけている時はその場を離れないようにすることが火災対策になりますが、調理中に冷蔵庫から素材を出す・シンクで洗う・コンロで調理をするという移動を何度も繰り返すこともあるでしょう。

そこで、それぞれの距離を1~2メートル内に抑え、三角形の合計が6メートル以内にすることが理想です。

まとめ

住宅火災の原因を知ることは、火災対策にも繋がります。家電を置くキッチン・配線コードが多くなるテレビ周りはこまめに掃除してホコリが溜まらないようにしましょう。調理中はコンロから離れない・寝タバコをしないなど普段の生活の中でも気をつけながら、万が一の火災に備えて避難経路を確認しておくことも大切です。

おすすめの商品

火災対策でご紹介した中で、防炎加工を施したアイテム・配線を整理しやすいテレビボードのおすすめ商品をご紹介します。火災の発生を予防するとともに、燃え広がりにくいアイテムも取り入れてみてくださいね。

選べる20カラー×54サイズ 防炎・1級遮光カーテン(幅100cm×2枚)

防炎加工を施しているカーテンで、水洗い・ドライクリーニングをしても効果が持続します。あなたの部屋の窓にピッタリのサイズが見つかるよう、幅3サイズ・長さ18サイズの全54サイズをご用意。日中の日差しをしっかり遮る1級遮光で、夜間も室内の様子が見えずにプライベートを守ります。20色からお好みのカラーを探してみてくださいね。

選べる6カラー×54サイズ 防炎ミラーレースカーテン(幅150cm×2枚)

遮光カーテンとセットで使いやすいミラーレースカーテンです。日本防炎協会の審査に合格した防炎機能が付いています。幅は100・150・200cmの3サイズ、丈は88~238cmの18サイズをご用意しています。カラーはピンク・オレンジ・ブルー・グリーンなど全6色展開。カーテンとのコーディネートをお楽しみください。

8種類のカラーから選べてヘタリに強い ミックスカラーラグ

防炎・防ダニ・防音機能付き、滑り止めの加工を施したラグです。国会議事堂の絨毯を製造した老舗メーカーの生産で安心品質。床暖房・カーペットとも使用可能で、デスク下やリビング全体など様々なシーンでお使いいただけるよう、5サイズをご用意しています。カラーはグリーン・グレー・アイボリー・ブルーなど全8色展開です。

ジョイントで固定するのでズレにくい はめこみ式フロアタイル 24枚セット

賃貸の床にも安心して使用できるはめ込み式のフロアタイルです。接着剤を使わないので、引越しの際も跡が残らず復旧可能。本物の木目のようなデザインと質感で、傷や汚れに強いPVCで仕上げています。床の傷防止にも◎。燃えにくいのでキッチンでも安心してお使いいただけます。壁や家具のテイストに合わせて5カラーからお選びください。

配線コードがすっきりまとまる人気シリーズ 背面収納 テレビボード 幅120cm

テレビ裏の配線コードをキレイにまとめられるテレビボードです。絡み合ったコードにはホコリが溜まりやすく、火災の原因となることも。キャスターが付いているので軽々移動でき、テレビ裏の掃除もしやすくなっています。複数のコンセントを使う電源タップはボードの後ろにスッキリ収納できますよ。地震対策でテレビとボードを固定できるようにバンドを付ける穴も付いています。

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