夏に向けてラグも衣替え！涼しいリビングで快適リラックスタイム♡

日本特有のジメジメとした夏。「湿気で床がベタベタするな」と感じたことはありませんか？それは、フローリングのウレタン塗装が水を弾く性質から、汗や湿気でペタッと肌にくっつきやすくなるのが原因なんです。

ラグ素材には温度、湿度を調整してくれる素材があるので、ベタつきなどの不快感が解消され、素足でも快適。座ったり寝転んでもベタつき感がなく心地よく寛げます。更に、ラグが冷気をためてくれるので、清涼感が増して冷房効果アップも期待できます。

また、季節に合わせてラグを衣替えすることで、夏らしいリビングに模様がえすることができます。素材感を意識して夏カラーを取り入れると視覚効果で涼しい印象にすることができますよ。

夏は湿気や汗を吸収してしまうので、敷きっぱなしにしておくとカビの原因になり衛生上よくありません。清潔な状態を保つには定期的な掃除やお手入れが必要です。また、ゴミやペットの毛が絡まって取れにくく、埃も目立たないので掃除機に時間がかかって大変…。

何かこぼしたらすぐ洗わないといけないので、フローリングだけの場合と比べて手間がかかるデメリットがあります。後ほどお手入れ方法もご紹介しますので、そちらも参考にしてみてください。

天然繊維でお肌に優しいコットンは、様々なファブリックに用いられています。吸水性・吸湿性が良いのが特徴で、オールシーズン快適に過ごすことができます。丸洗いができるものが多いため、比較的お手入れが簡単なのが魅力です。

柔らかくサラッとした肌触りが心地よく、使い込むほど柔らかくなり艶がでるのが特徴です。吸水性・通気性・耐久性に優れているので夏には最適な素材ですが、デザインが少なくシワになりやすいデメリットがあります。コットン混紡素材でしたらバリエーションも広がりますよ。

天然のエアコンと呼ばれる畳の特徴を再現した「い草」のラグは、蒸し暑い日本の夏にピッタリのアイテムです。吸放湿性があり蒸れにくいので、サラッとした肌触りで寝転がっても快適です。

リラックス効果のあるい草の香りは、寛ぎの空間であるリビングにぜひ取り入れたい素材ですね。また、抗菌、消臭作用があるので、汗をかく夏も安心して清潔に使うことができます。

ウールは湿気を吸って吐くという特性があり、そのパワーは綿の2倍とも言われています。湿度調整をしてくれる素材なので、夏は涼しく、冬は暖かく、オールシーズン活躍してくれます。水に強くシミが付きにくいのも魅力で、難熱性・クッション性・保湿性を併せもつラグに最適の素材です。

また、ホルムアルデヒドを吸着する効果があり、お肌に優しいのでお子さんがいるご家庭におすすめの素材です。ウールは虫やカビに侵されやすいので、こまめなお手入れが必要です。

3～4種類の糸で織られている手法で、手織りのような風合いが特徴的です。高密度で耐久性に優れているため、丈夫でへたりにくく長く愛用できます。伝統的なデザインから近代的なデザインまで柄物が豊富なのも魅力です。遊び毛（抜け毛）が出にくいので、お掃除がしやすいのも嬉しいポイントですね。

ひんやりとした清涼感でサラッとした肌触りが特徴的なバンブーラグ。通気性・放熱性に優れているので、肌にはりつかず快適に寛ぐことができます。天然素材なのでお子さんがいるご家庭でも安心して使うことができますね。シンプルで風流なデザインは、爽やかで見た目にも涼しくなりますよ。

湿気を溜めないためにも常日頃から換気は重要なポイント。梅雨の時期も、外より室内の方が湿度が高い場合があります。晴れている日は毎回が理想的ですが、雨が窓から降り込まない程度でも、窓を開けて換気することをおすすめします。ラグを裏返して風を通すことも忘れないようにしましょう。

掃除機は週1～2回、パイルの毛を起こすよう逆目にゆっくりとかけます。逆目にかけることによって、根元に詰まったゴミや髪の毛が取れやすくなります。掃除機をかける前に、粘着クリーナーで一通りゴミを取り除いておくと◎。毛足が短く高密度のラグだと掃除がラクですよ。

丸洗いができないラグは水ぶきをおすすめします。固く絞った布で、毛並みに沿ってラグの根元まで浸み込ませるように拭いていきます。

汚れが目立つようでしたら、水で薄めた中性洗剤でふき取ると綺麗になります。この時、洗剤が残らないようにしっかり拭き取りましょう。水ぶきした後は、乾いた布でしっかり拭きます。干す際は、直射日光を避けて陰干ししてください。

丸洗い・手洗いをする際は、事前に必ず洗濯表示を確認しましょう。ラグは屏風たたみにしてパイル面が表になるように洗濯ネットに入れ、手洗い、または弱流水コースで洗います。

手洗いは、浴槽に中性洗剤を溶かしたぬるま湯を溜めて、折りたたんだラグを手押ししながら汚れを落とします。パイルの根元から毛を逆立てるように優しく洗うのがポイントです。大きなラグは足で踏みながらだと楽々。洗剤が残らないようにすすぎもしっかりしましょう。

干すときは風通しをよくしておくこともポイントです。物干し竿を2本使いM字になるように干します。途中で裏返して左右逆に入れ替えると早く乾きますよ。水ぶき同様、変色しないよう直射日光を避けて日陰干しをします。

夏におすすめのラグ素材は、前述でもお伝えした通りですが、パイルの長さも重視したいポイントです。パイルは短めの10㎜くらいまでの長さがベスト。素足でも暑さを感じずサラッとした肌触りです。吸水性・吸湿性に優れた素材で、洗濯にも耐えられるよう耐久性のある素材がおすすめです。

湿気や汗が付きやすい夏は、常に清潔にできるよう丸洗いできるウォッシャブルタイプがおすすめです。お子さんやペットがいるご家庭は、汚れや食べこぼしなども気になるところ…。

水ぶきだけでは汚れが取れないことを考えると、ウォッシャブルタイプのラグだと安心です。洗い替え用のラグがあれば、とっさの汚れや洗濯にもすぐ使えますし、模様替えも楽しめます。

素材が夏仕様でもカラーやデザインが季節に合っていなければ残念な印象になってしまいます。テイストに合わせて選ぶことが重要ですが、夏用のラグは明るく爽やかな色合いがおすすめです。その中でも寒色は、暖かいイメージの暖色とは対照的で、爽やかな清涼感を演出してくれるカラーです。

寒色はブルーやグレー、グリーンなどがあり、ブルーやグレーはカラーの幅が広くコーディネートが比較的簡単。イエローやオレンジなどのビビットな色を差し色に使うとおしゃれになりますよ。い草やバンブーラグはカラーを問わずデザインが涼しげで夏にピッタリのアイテムです。