リビングのカビ対策!原因と対策5つ
ジメジメとした日が続く梅雨時期は、髪がボサついたり洋服が乾かなかったりと嫌なことも多いもの。いつの間にかリビングの家具にカビがはえていた…という人もいるのではないでしょうか。今回はリビングの家具にカビが生える原因とその対策をまとめました。しっかりと対策して今年の梅雨をすっきりとのりこえましょう!
リビングにカビが発生する原因
リビングのカビ対策を見ていく前に、まずは何故カビが発生するのか原因を確認しておきましょう。カビは以下の4つが揃った時に発生します。
栄養
カビにとっての「栄養」とは、食べかすやホコリのこと。人のアカといった有機物質もカビが好みます。
リビングにカビが発生しやすいのは、人が多く長く集うこと、また食べたり飲んだりする場所であることが理由です。
水分
水分もカビが発生するのに重要な要素です。湿度が60%以上になるとカビが発生しやすくなります。
梅雨時期の日本は湿度80%以上になることも多いので、湿度がカビの大きな要因になっていることがわかりますね。
温度
カビの種類にもよりますが、一般的には0℃~40℃の範囲でカビは生育可能と言われています。特に20℃~30℃がカビにとって最も快適であると言われており、ちょうど梅雨時期の頃の気温と同じくらいです。
前述の水分(湿度)とあわせて、梅雨時期には湿度・気温ともにカビ発生にとって最高の条件が揃っていると言えます。
酸素
最後の発生条件が酸素です。カビは生き物ですから呼吸します。酸素がないと人間と同じように生存することはできません。
呼吸をし栄養(有機物)を分解することにより、生きるために必要なエネルギーを得ているのです。
リビングでできるカビ対策
カビの発生条件を踏まえた上で、ここからはリビングでできるカビ対策を考えていきましょう。上記の4条件のうち「酸素」を無くすことは無理ですが、その他のものは対策が可能ですよ。
まずは換気!
当たり前ですが、カビ対策の第一歩は換気です。最近の家は高断熱・高気密のものが多いので、家の中に空気がこもりがち。窓を開け、空気を循環させましょう。
梅雨時期は外の湿度の方が家の中より高いこともありますから、外の湿度が60%くらいのときに開けるのがポイントです。晴れている日の昼頃が外の湿度が下がるタイミングです。
家具と壁・床の間に隙間を作る
空気の通り道を作るために、家具と壁の間は5cm程度の隙間を作っておきましょう。家具でもっともカビが生えやすいところは空気のこもる背面ですから、これだけで大分違ってきますよ。
壁にカビが生えるのも防いでくれます。また家具の下に隙間があるデザインのものも、カビ対策として有効です。
除湿器やドライシートなどを利用する
カビの大好物、湿気をおさえるために除湿器やドライシートなども活用していきましょう。特に部屋干しをする人は除湿器は必須アイテムです。部屋干しすることで湿度が10%以上あがる時もあります。
引き出しは空気がこもりやすくカビが生えやすいもの。ドライシートなどを使い湿度を低くする工夫をしましょう。ときどき扉や引き出しを少しあけて、空気を循環させるのも有効です。
サーキュレーターで空気の流れを作る
空気をこもらせないために、サーキュレータ―などで空気の流れを作りましょう。
基本的にサーキュレータ―は背面から空気を取り込み、前面へ空気をだします。開いた窓を背にサーキュレータ―を設置し回すことで、リビングの空気を効率よく循環させることができますよ。
ホコリ・食べかすに注意!こまめな掃除
カビは生き物ですから、栄養(有機物)のないところには生存できません。こまめに掃除をし、カビにとっての栄養を残さないようにしましょう。
家具の裏にはホコリがたまりやすいですし、ソファには食べかすや髪の毛が付着しがち。梅雨時期になる前に、一度家具の裏側などを含め徹底的に掃除をし、梅雨時期はこまめな掃除で綺麗な状態をキープしたいものです。
材質は?デザインは?カビが生えにくいリビングの家具
ここからはカビに強いリビングの家具についてです。材質やデザインが違うと、同じ条件で家具を置いてもカビの発生状況は大分違ってきます。
ファブリックより革
リビングの主役であるソファー。カビ対策という点で見ていくと、ファブリックより革素材のほうが優れています。
ファブリックはリビングを柔らかく美しく見せてくれる反面、汚れや水分を吸収しやすく、カビの栄養(有機物)をためこんでしまいがちだからです。こぼしたらファブリックに汚れが吸収される前に拭くなど、日頃から「汚さない・こぼさない」意識が必要でしょう。
オープンシェルフ・ルーバー扉など空気を通すデザイン
空気をこもらせるとカビが発生しやすくなります。オープンシェルフなどは空気がしっかり循環するのでおすすめです。プライバシーが気になるなら、ルーバー扉などで外からは見えないけれど空気はしっかり通るものが良いでしょう。
また意外とカビが生えやすい家具と床の間は、下に隙間のあるデザインを選ぶことで解決できます。
天然木の家具には注意
美しい天然木の家具。天然木は、それ自体が呼吸をしているため調湿機能に優れています。引き出しの中の湿度を一定に保ったり、リビングの湿度を吸湿してくれたりします。
その一方、吸湿性に優れるため天然木自体の湿度が高くなってしまいカビが生えやすいという一面も…。天然木の家具は見た目や機能に優れたものですが、梅雨時期はこまめに引き出しや扉を開けて空気循環を促すなど、少し工夫した方がよいでしょう。
リビングおすすめ!カビ対策ができる家具5つ
ここからはリビングにおすすめの、カビに強い家具5つをご紹介します。インテリアスタイルに合った、機能的でおしゃれなものを選びたいですね!
多くの人を魅了する最高の座り心地 ハイバックカウチソファ 3人掛けタイプ
置くだけでリビングに高級感を与えてくれる合成皮革のソファーです。飲み物をこぼしてもサッと拭くだけでOK。カビの発生源となる汚れを吸収しにくくなっています。またソファー下には隙間があり、空気もしっかり循環します。座面は多層構造になっており座り心地も抜群、ハイバックでしっかりもたれかかれ長時間座っても疲れにくい使用です。豊富なカラー展開で、リビングインテリアに合わせて選べます。
シンプルでかっこいい ヴィンテージ感漂う フォールディングシェルフ 3段
深い色味の木目と、黒の金属のコントラストが美しいオープンシェルフです。空気がこもることが無く、また掃除しやすいのでカビ対策にも◎。幅約60cm、高さ約93cm、奥行き約31cmとコンパクトなサイズ感で、リビングに圧迫感を与えません。必要がないときには折りたたむこともでき、ちょっとした隙間などに置いておけます。
贅沢空間をお部屋に ミックスカラーの円形シャギーラグ
丸い形が可愛らしいシャギーラグです。ミックスカラーが陰影を作り出し、リビングにおしゃれなアクセントを加えてくれます。床との隙間がなく実はカビやすいラグですが、このアイテムは丸洗いでき、いつも清潔に保つことができます。また滑り止め付き・床暖房対応と機能性も十分です。ナチュラルなアイボリーから、リビングに明るさを加えてくれるサニーオレンジまで6色展開で、リビングインテリアに合わせて選べるのが嬉しいですね。
じめじめ解消 湿度調整マット クローゼットタイプ 5枚セット
梅雨時期にカビが発生する最大原因である湿気。いつのまにか引き出しや棚の中にカビが発生していたということも珍しくありません。そんなカビ対策に有効なのが、こちらの湿度調整マットです。多くの除湿アイテムは使い捨てですが、こちらは繰り返し使うことができ経済的です。また吸湿センサーが干し時を教えてくれるので、いつもカラっとした状態に保てます。マットタイプなので、クローゼットはもちろん、リビングの棚の引き出しや靴棚などにも置きやすいですよ。
一生モノは良いモノを 天然木すのこソファベッド (セミダブル)
家具をたくさん置けない、狭いリビングにおすすめなのがソファーベッドです。このソファーベッドは、明るい色味の上質な天然木でリビングに明るく洗練された雰囲気を与えてくれます。ベッドのマットレス下は空気がこもりやすいものですが、こちらのアイテムはすのこになっているため通気性が良くカビが発生しづらいです。静止耐荷重は約200kgで、大人の男性でも安心して使えますよ。
まとめ
ジメジメと陰鬱な気分になりがちな梅雨時期。リビングでもっともカビが生えやすい時期でもあります。カビは見た目に悪いだけではなく、健康に害を与えるケースもあるためしっかり対策したいものです。今回ご紹介したカビ対策のポイントを参考に、カヴァースでカビに強いすっきりしたリビングを作っていきましょう。