第0話: プロローグ -フランスベッドの「一途」

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カヴァースメディア部

プロローグ -フランスベッドの「一途」

1955年、戦後の日本の欧米化を見越して、日本初の分割ベッド(いわゆるソファベッド)製造を開始したメーカーをご存知だろうか。誰もが一度は耳にしたことがあるであろう、『フランスベッド』だ。

1955年といえば、昭和30年。まさかこの時代の人たちはベッドやマットレスが普及するとは、考えてもみなかっただろう。そんな時代から、フランスベッドはマットレスを作り続けているのだ。

フランスベッドがマットレスを作る上で掲げている理念は、「日本の風土・気候に適している」「健康睡眠」「地球にやさしいモノづくり」の3点だ。つまり「日本人が、健康的に睡眠を得ることができ、それが永続的に続くように」ということだろう。

それにしても、フランスベッドは「日本人による、日本人のための、日本人のマットレス」ということにとことん一途だ。戦後から日本人の睡眠をひたすらに研究して、マットレスを作り続けてきた。海外展開などほとんど皆無。そして、日本にある工場で国内一貫生産を行う。

いわゆるブランドと言われる商品は、一部の人たちを対象としていることが多いが、フランスベッドは違う。対象は多くの日本国民だ。多くの日本人が快適な睡眠を得て、より幸福な生活を送れるように、商品ラインナップを幅広く揃え、店舗数を増やしている。戦後から現在まで一貫して、「多くの日本人が健康で幸せな生活を送れるように」と一途に願い続けているのだ。

現在の日本におけるベッドやマットレスの高い普及率は、フランスベッドの貢献あってこそだろう。

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