第4話: 人の暮らしと地球の未来を見つめて

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カヴァースメディア部

日本一の家具生産地・福岡県大川市を代表する企業のひとつ、モリタインテリア工業。彼らをして「生命線」と言わしめる品質は、徹底的なこだわりをもって管理されている。世代を超えて受け継がれる製造技術はもちろん、設計、アフターサービスに至るまで、使う人の暮らしに末長く寄り添う家具づくりのため、職人気質とも呼べる厳しい品質基準を設けているのだ。人の生活の一部となる家具、それを製造する企業としての使命感とプライドがその根底を支えている。

モリタインテリアが商品に込めたストーリー

新聞記者から見た「モリタインテリア」の姿

第1話: モリタインテリアと大川市の家具の歴史

第2話: 地域文化と時代に寄与するモリタインテリアの魂

第3話: 妥協を許さないモリタインテリアの技術力

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「製造・設計・アフター」の徹底した品質基準

モリタインテリアにとって「品質」は生命線だ。徹底的なこだわりで、他のメーカーと差別化を行う。目に見える質感はもちろん、目に見えないところまで職人的な厳しい基準を設けている。「モリタインテリア品質」-。自らの会社の名前をつけ、胸を張るこの言葉は「製造品質」「設計品質」「アフター品質」の3つが合わさって、初めて言えるようになるのだ。

モリタインテリアの商品は、末長く安心してユーザーに使ってもらうために、強度・耐久性を高めることは基本中の基本としながら、「安全、安心、環境」に配慮し、100%日本国内で生産している。国産家具の誇りを持って、見えるところはもちろん、見えないところへもこだわる。例えば、椅子の座面は正面のみならず、裏面も美しさを求めていく。繊細で気遣いのあるニッポンならではの技術を駆使し、真心を込めた製品を作り上げている。

人と地球にやさしい家具づくりを目指して

品質へのこだわりはご愛用されるお客様の健康と、豊かな生活、地球環境を守ることにも視野を広げる。有効資源の積極活用や資源の再利用など、さまざまな取り組みを通じて、人と地球環境に配慮した、高品質な製品の製造・供給に努めている。

体に優しい家具作りへの配慮も欠かさない。めまいや吐き気、気分を害する症状が出る、シックハウス症候群などの原因ともいわれるホルムアルデヒドの放出量を抑えるべく、ホルムアルデヒド発散量が最も少ない等級である「F☆☆☆☆」の資材を採用。環境研究機関と連携を取りながら揮発性有機化合物(VOC)測定を行い、住宅品質確保促進法に定められた「等級3」をクリアしている。

環境へも配慮し、少しでも長く使える商品の開発や、再生資源や廃材、枯渇しない資源の利用など、地球の環境保全を考えた商品の開発・研究にも努めている。また、製造工程においても、環境にやさしい省エネタイプのLEDや、消費電力の少ない機械を積極的に採用。技術面では3次元のNCを採用している。

末長く愛用できる「設計・アフター」品質

長く愛用してもらうための「設計品質」を保つため、確かな耐久性を求める強度テストにも高い基準を設定。家具の安全性を確保するために、用途に応じたさまざまな品質検査・試験を日本で行う。椅子、テーブル、テレビ台、ベッドなどはJIS規格に基づいた強度試験を実施し、品質向上に励んでいる。

そして、アフターサービスも好評だ。長く親しんで家具を使ってもらうため、修理・メンテナンスを行っている。壊れたから買い換えるのではなく、思い出深い家具を復活させられれば、さらに愛着が生まれることだろう。培ったノウハウを活かし、数多くの修理を手がけたこのアフターサービスは、モリタインテリアの家具ユーザーの満足度を上げるひとつの要素だ。

モリタインテリアの家具商品で販売量ナンバーワンは、テレビボードだという。スタイリッシュなものから大型のものまで、ラインナップも豊富に用意されており、全ての製品が高級感を漂わせている。70年の伝統とより良い家具作りを追求し続けた職人魂が、現在の日本の住居シーンを彩っているのだ。

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