カザマが商品に込めたストーリー
カザマが商品に込めたストーリー
籐家具一筋100年「カザマ」の正体
第1話: 日本における籐家具の“先駆者”老舗メーカー『カザマ』が語る籐家具の真実
第2話: 見惚れずにはいられない 籐と本気で向き合うカザマの籐家具作り
第3話: その想いに目頭が熱くなる 籐と本気で向き合ってきたカザマの100年
籐家具一筋100年「カザマ」の正体
創業100周年を迎えた老舗籐家具メーカー『カザマ』。1921年(大正10年)に横浜で誕生し、一途に籐家具を作り続けてきた。彼らが生み出す籐家具は芸術品のように美しく、世代を超えて人の手から手に受け継がれる逸品ばかりだ。
自然素材が注目を集める今、「籐=ラタン」を使った家具の人気は年々高まっている。最近になって、籐家具に興味を持ち始めた人も多いだろう。ただ、手に取ったその籐家具、果たして「本物」なのだろうか。と言うのも、「籐」を本当の意味で理解し、その良さを最大限活かした家具を製造しているメーカーはほとんどないからだ。価格を重視して大量生産された籐家具が平然と売られている今の日本で、本物の籐家具を作り続けているのが『カザマ』なのだ。その美しさには、思わず息をのむ。職人たちの魂が込められているからだ。
残念なことに、私達消費者は、籐だけでなく家具についてあまりに無知だ。知識のない状態で家具を選んでも、一流の家具を選ぶことなど到底できないのである。100年もの間、籐と真剣に向き合ってきたカザマの家具作りにふれることで、家具との向き合い方を見直すべきではないだろうか。心の豊かさが求められる時代を迎えた今だからこそ、一生ものの家具を選べる人間でありたいと願う。