第4話: 50代夫婦がシーリーのベッドでつくるアーバンシックスタイル

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カヴァースメディア部

インテリアにおけるアーバンスタイルとは、シンプルで直線的なフォルムやスタイリッシュな意匠のアイテム、色数を抑えた異素材を組み合わせてつくられることの多いスタイル。このシーリーのベッドも、スッと伸びる直線的な姿がスタイリッシュなシリーズのひとつ。シンプルなデザインゆえ、そのクオリティの高さや美しい素材の質感が際立つ。

今回は、モダンにもクラシックにもコーディネートできるブラックをチョイス。50代夫婦が暮らす都会のペントハウスを想定し、シンメトリーなインテリアでシーリーのベッドを際立たせるコーディネートを探る。

「古代ギリシャの時代から美しいとされたレイアウト、それがシンメトリーである。なるほどね」
「そうさ、その本に書いてある。人間は左右対称になっている状態だと落ち着くんだ。安定感を得られるらしい」

妻は読んでいた本を閉じると、シーリーのベッド横にあるシェルフに戻した。ここは50代夫婦が暮らす都会のペントハウス。片側の壁がすべて窓になっていて見晴らしの良い贅沢な寝室だ。夫婦は、シーリーのベッドを購入してから会話が増えたように感じていた。話題はもっぱらレイアウトについて。今夜はシンメトリースタイルについて話し合っているようだ。

シーリーのベッドを主役に据えるシンメトリーな空間レイアウト

「シンメトリーの中央にあるもの。そうね、この部屋ならシーリーのベッドが主役というわけね」
「この部屋の構造も内装もそう考えていたから当然だよ。例えば左右対称に配置したこの書棚。最初から寝室の主役はベッドだと決めていたからね。この部屋の用途は一目瞭然、とことんくつろぐための部屋だとわかるだろう」

背面にはループを描くシルバーのブラケットライトに、シーリーのベッドの両脇に並べたサイドテーブル、テーブルランプに至るまでシンメトリーなレイアウト。その中央に据える主役にふさわしいもの、それがシーリーのベッドだった。明るい色目の石調タイルに、シックで都会的なブラックカラーがつくるコントラストがくっきりと浮かび上がる。

グレーの濃淡と主張しすぎないテクスチャがシーリーのベッドをやさしく包む

シーリーのベッド周りの空間に目を移すと、中央の壁はグレーのマーブル調、両脇はチャコールグレーで落ち着かせる色彩コーディネート。天井に張ったミディアムカラーの木目とフロアの石調、中央に飾ったモノクロのアートなど、テクスチャ感がありつつ主張しない色合い。シーリーのベッドが放つ質の良いブラックの色や質感を美しく際立たせている。

「落ち着いたシンプルな空間…裏を返せば何もポイントがない部屋とも言えるわね。だから色や“ハズシ”のレイアウトが効いてくるのね」
「君が差し色にゴールドとイエローの組み合わせを選んだのは大正解だよ。天井の光沢ある木目と親和するし、ピローのパターンやベッドスローに入れる分量のバランスも絶妙。窓際のチェアとオットマンも、シンメトリーのレイアウトから外れていて、空間にリズムが生まれたよね」

シーリーのベッドを中心にしたアーバンシックな大人のスタイルが完成

アーバンスタイルに大人のシックを取り入れたモダンなインテリアは、シンメトリーの落ち着いたレイアウトと色・テクスチャのバランスで成り立つ。まるでハイクラスなホテルのスイートルームのようなクラス感のあるスタイリングが実現したのは、中央に配したシーリーのベッドが持つ独特の上質な重厚感の賜物だろう。

「落ち着きのあるシンメトリーのレイアウトに、色とテクスチャのバランス。私たちもそうありたいものね」
夫婦の会話はいつもシーリーのベッドから。妻は中央のシーリーのベッドに座り、夫にやさしくほほ笑みました。

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