第3話: 最先端の研究から生まれたシーリーの正体

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カヴァースメディア部

何がシーリーをここまで有名にさせたのだろうか。それは“ブランド”の裏側にある“確固たる技術”に他ならないだろう。シーリーの歴史を紐解いていくと、米国No.1シェアブランドになるべくしてなったということが分かる。ここではシーリーのブランドとしてのステータス、そしてそれを裏付ける技術ができ上がった理由を語り、その正体を暴いていこう。

確固たる技術に裏付けられたステータス

シーリーのマットレス技術は、間違いなく世界最上位レベルだ。それはホテルでの採用実績でも裏付けられており、シーリーのマットレスは多くの一流ホテルで採用されてきた。「リッツカールトン」「マリオット」「インターコンチネンタル」「シャングリラ」など、採用実績のある一流ホテルを挙げればキリがない。

特に「シャングリラ」では、限定スイートルームにもシーリーのマットレスを採用している。もちろん一流ホテルは、おもてなしのプロ中のプロ。一流ホテルのスイートに宿泊されるお客様は、世界トップレベルの厳しい目を持っている人たちでもある。快適な睡眠が得られず少しでも不満があれば、そのお客様は二度とホテルに来てくれない。そんな厳しい目を持つ彼らが、実際に寝て快適であると判断しているのだから、シーリーの技術は彼らのお墨付きがあるとも言える。

そして多くの一流ホテルがシーリーのマットレスを採用しているため、シーリーにはラグジュアリーなブランドイメージができ上がったのだ。理想的な睡眠を満たすためにとことん研究を積み重ね、蓄積してきた技術が世界で認められた結果、シーリーは現在のようなブランドイメージを得ている。そこには卓越したマーケティング技術があったというよりは、やはり製品開発の世界最高峰の技術があったのだ。

世界一のマットレス技術を作ることへの覚悟

シーリーのベッドやマットレスの正体は一体何だろうか。技術が先にできたのか、ブランドが先ができたのか。考えてみると、おそらく確固たる技術があったからこそ、いまのブランドステータスが確立されたのだろう。シーリーは睡眠に関する研究者たちから成る諮問委員会の情報を公表している。

これは他社の何かを模倣するのではなく、「自分たちが世界一のマットレス技術を作っていく」という覚悟の表れだ。この時点でシーリーが米国No.1へと成長することが決まっていたのかもしれない。もしもシーリーが他社の技術を模倣したり、理想的なマットレス技術を作れなかったりしたら、この諮問委員会は大いに叩かれただろう。しかし発足当初から「そんな選択肢はない」と覚悟していたことが伺える。

より豊かな先進国であるほど快適な睡眠が求められ、見る目が厳しい傾向にある。まず最先進国のアメリカで多くの一流ホテルや人々にシーリーの技術が認められ、いまのブランドステータスを確立している。その結果、米国シェアNo.1を獲得している。おそらくシーリーは巧みなマーケティング戦略をも持ち合わせ、ブランド認知を獲得してきたに違いないだろう。しかし、一流ホテルは「快適な睡眠、快適なサービスを提供できるか」に生き残りをかけているため、品質を選ぶ目は間違いないはず。やはりシーリーマットレスの品質は、絶対的に良いことが証明されているのだ。

シーリーが人々に本当に提供している価値

シーリーはベッドやマットレスを通じて何をお客様に提供をしているのだろうか。もちろん理想的な睡眠を提供していることは間違いないが、シーリーの本質はそこではない。シーリーは人々に「至福」を提供しているのではないかと思う。シーリーのベッドやマットレスは、やはりかっこよくて美しいのだ。それはもちろん色や形ではなく、それらが解き放っている雰囲気が美しいのだ。

そのため、シーリーのベッドやマットレスを寝室に置くだけで、その寝室が自分にとって至福の空間になる。だから人々は、寝室で過ごす時間がより長くなるのだ。シーリーは人々の生活スタイルを変え、至福の時間を与えている。だから先進国であればあるほどシーリーのシェアが高いことは、かなり納得がいく。

他社にはシーリーを模倣することは到底できないし、消費者がシーリーの代替となるベッドやマットレスを選ぶことも難しいだろう。そんなことをしたら人生における「至福」の時間が減ってしまうから。シーリーは次にどんな夢を見せてくれるのか、とても楽しみだ。

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