【ピンクソファで大人っぽく】キャリア志向の20代女性がつくる上質なリビング
ピンクソファと聞くと、「華やか」「フェミニン」などのイメージがあります。しかしいざ自分でコーディネートしようとすると、かわいくなりすぎてしまいアイテム選びに悩みがちです。そこで今回は、ピンクソファを中心に、モノトーンやゴールドのアイテムを組み合わせてみます。想定するのは、仕事で多忙な20代の女性。大人の女性にぴったりの、ラグジュアリーなリビングに仕上げましょう。
ここは、おしゃれなデザイナーズマンションの1室。凛とした空気をまとった20代の女性が、この部屋の主です。キャリアウーマンである彼女の日常は多忙を極め、毎日が目の回るような忙しさ。今日は貴重な休日です。
「はー、疲れた!今日は何日ぶりの休みかな?繁忙期は本当に大変」
くすみがかったピンクのファブリックソファに腰掛け、ワインとチーズを楽しんでいます。
「でもこんなにおしゃれな部屋で、昼間からワインとチーズは最高!これがあるからがんばれるのよね」
毎日の激務から解放されるわずかな時間を、贅沢に楽しみたい。そんな想いからつくった、こだわりが詰まった上質なリビングです。
「やっぱりこのソファ、買ってよかったな。明るすぎず暗すぎない、素敵な色。華やかさと大人っぽさ両方を感じるわ」
リビングの主役は、このソファ。アシンメトリーデザインになっており、インテリアに表情をプラスしてくれます。オットマンは、予備のソファとして使ったり、サイドテーブル代わりにしたりできる万能アイテムです。2脚とも木製の脚で温かみもあります。スモーキーな色合いで、かわいらしすぎずラグジュアリーな印象を与えてくれるのです。
そんなピンクソファを引き立てるため、モノトーンの1人掛けソファや円形テーブルを組み合わせました。ネストテーブルは2台使いでも1台のみでも、いろいろなシーンに使い分け可能。来客時にも対応しやすく重宝するアイテムです。また大理石調のフロアだけではソファがぼやけてしまうため、ダークな柄物ラグをレイアウトしました。
ワインを飲みながら、壁付けにした飾り棚に目をやりました。この飾り棚も、彼女がこだわって選んだ一点です。
「ラグジュアリーな雰囲気を演出するには、やっぱりゴールド。オープンタイプで華奢なデザインだから、上品にまとまってる」
飾り棚に置く小物もゴールドやモノトーンを選び、ワンランク上のスタイルを確立した女性らしさを演出しました。右の壁には丸みのあるゴールドの変形ミラーを何枚も重ね、柔らかい雰囲気に仕上げました。
カーテンはソファにリンクさせ、ほんのりピンクがかったホワイトのレースをチョイス。閉めているときも軽やかでフェミニンな雰囲気を保てます。さらに奥のアートもトーンを合わせて水彩画調を選び、ピンクソファやカーテンとリンクさせました。
「仕上げにグリーンとスタンドライト。背の高いアイテムをプラスして空間にメリハリをつけられたな」
部屋の中心にロースタイルのソファやテーブルを置いているため、高さのあるものが加わると空間にリズムが生まれます。観葉植物には、葉が大ぶりのものをチョイス。スタンドライトはシェードのブラックで引き締めつつ、アームの上部がゴールドなので重くならず軽やかです。柔らかいアーチが優しい印象を与えます。
気がつくと、ワインボトルは半分空になっています。
「いつの間にこんなに飲んでたのかな。久しぶりの休日でテンション上がりすぎちゃった」
彼女はいたずらっぽく笑うと、ネイルセットを取りに行きました。趣味のセルフジェルネイルに取りかかるようです。今日は、好きなことを思う存分すると決めています。上品なのに優しい雰囲気で、ほっとリラックスできる。そんな理想の城があるから、明日からもがんばれそうです。