【ホワイトソファ×モノトーン】ハイセンスな40代夫婦の”まるで美術館”なリビング

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カヴァース建築部

インテリア上級者からも人気の高いホワイトソファですが、自分でコーディネートするとなると意外と難しいアイテム。そこで今回はこのホワイトソファを主役に、まるで美術館のようなおしゃれ空間をコーディネートしたいと思います。想定するのは、40代のハイセンスな夫婦。モノトーンをベースに、ホワイトソファを引き立てる遊び心のあるリビングをつくってみましょう。

清潔感のあるホワイトソファに座りながら、夫婦はワインを飲んでいます。眺めているのは、数年前の展覧会で購入したカタログ。

「あー、美術館に行きたいなぁ!この間も、行こうと思っていた展覧会を見逃したよ」

「新進気鋭のアーティストの作品は、見ておきたかったわね。でも、家で美術館気分を味わえるんだからいいじゃない?」

悔しがる夫を、妻がなだめます。ともにインテリアデザイナーであるこの夫婦の共通の趣味は、美術館巡り。ただ仕事が忙しく、展覧会に足を運べない日々が続きました。そこで「家を美術館にしよう」と計画してつくったのが、このリビングです。

デザイナーズ家具やアートを使うことで美術館のようなアーティスティックな空間に

「そうだね…。このリビングで図録を眺めるだけでも、気分がいいよ。始まりはこのホワイトソファーだったね」

何気なく入ったインテリアショップで、二人を虜にしたのがこのホワイトソファ。その出会いから、ホワイトソファを中心にした美術館風のリビングづくりが始まりました。配色のベースは、スタイリッシュなモノトーン。

まずはじめに選んだのは、奥のアクセントウォールです。ホワイトソファが目立つよう、壁の色はグレーを選択しました。次に配置したのが、デザイナーズソファの中でも人気の高いバルセロナチェアです。ホワイトソファを引き立てるため、カラーはブラックをチョイス。デザイナーズチェアは、美術館のような空間を演出するのにぴったりのアイテムです。

照明やテーブルの形を丸で統一すると、個性的なアイテムたちを上手くまとめることができる

ソファを配置したら、次はテーブルと照明。ホワイトソファとバルセロナチェアが洗練された印象なので、やわらかい印象のあるサークルデザインのリビングテーブルとサイドテーブル、天井に複数の丸を組み合わせた照明を配置しました。一見バラバラのデザインでも、「丸型」という共通点があるのでごちゃつきません。美術館らしい空間にするため、壁には個性的なライトのオブジェを取り付けます。

「このオブジェ、ユニークなデザインでインテリアのポイントになっているけど、ブラックだからソファの邪魔をしないのよね」

ラグには、少しくすんだトーンのものを選びました。ホワイトソファより目立つことなく、空間にアクセントを加えています。

夫は、別のカタログを取りに行きました。途中で目に入ったのが、壁に掛けてあるアート。特に赤・黄・黒で構成された、モンドリアン(オランダ出身の画家)の作品を思わせるアートが、二人のお気に入りです。アートを照らすライトを取り付けて、美術館らしさを高めました。

個性的なアートが美術館らしい雰囲気をさらに演出してくれる

「このアートは君が選んだんだっけ。次はどれを飾る?」

「しばらく同じものを飾っていたし、そろそろ掛け替えようか。一緒に選ぼうよ」

アートは定期的に掛け替えて、アートギャラリーのように楽しんでいるのです。二人は次に飾るアートを探しに、倉庫に向かいました。ここは、いつでも行ける美術館。忙しい二人の日々を、これからも明るく彩ります。

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