ベランダの目隠しになる植物&育てやすいおすすめの植物を紹介

アイビーはつる性植物の定番です。ガーデニング初心者でも育てやすく、こまめな管理をしなくても元気に成長します。住宅など建物の壁に使われていることが多く、壁面緑化用として人気です。その他、ハンギングプランターや寄せ植えなど、幅広く人気があります。

ベランダの目隠しにするなら、ハンギングにして複数吊るしたりフェンスに這わせたり、つるを伸ばして成長する性質を活かした使い方がおすすめです。西日が当たる環境を好み、冬でも枯れることはありません。ただし、乾燥に弱いので土が乾いたらしっかりと水を与えましょう。

ワイヤープランツもつる性植物で、アイビーと同じくハンギングプランターや壁面緑化用などがおすすめです。針金のようなしっかりとしたつるに丸い葉を付けます。西日が当たる環境でも育てることができますが、湿気が多い環境だと葉が落ちやすいです。なので、梅雨や夏季は何度か剪定をして風通しを良くしましょう。

トックリランは、こんもりとした株元と細い葉が広がっている姿が特徴です。仔馬の尻尾のように葉が垂れ下がっている姿から、別名「ポニーテール」とも呼ばれています。ベランダに置いておくだけで、広がっている葉で目隠しになります。水分と養分を蓄えているため、寒さや乾燥に強いです。日当たりの良い場所なら、手間をかけず育てることができます。

カポックは、丸い葉が放射線状に広がっているのが特徴です。葉には癒し効果があり、玄関に置くと運気を家に招き入れると言われています。「じゃあ、ベランダではなく玄関に向いている植物なのでは？」と思いますが、カポックは風通しの良い環境を好むため、ベランダはカポックにとって非常に相性が良いです。背の高い鉢植え植物を横に並べると、緑が鮮やかなベランダになり目隠しにもなります。

緑だけでなく、花も楽しみたい人はクレマチスがおすすめです。クレマチスはつる性植物で、豪華でボリュームのある花を咲かせます。丈夫なつるに美しい花を咲かせる姿から、別名「つる性植物の女王」とも呼ばれています。花の形・色は様々で、クレマチスだけでも園芸品種が2,000以上もあります。トレリスを使えばクレマチスの花をより一層美しく見せることができ、イングリッシュガーデンのような雰囲気になります。

オリーブの木は平和の象徴とされており、シンボルツリーとして人気が高いです。日当たりが良い場所を好み、乾燥に強いです。土が湿った状態のままが続くと葉が落ちてしまうため、乾燥気味で育てることをおすすめします。水やりのタイミングは、土が完全に乾いた時にしましょう。

生育旺盛なので、定期的に剪定をすることも大切です。剪定をすれば、風通しが良くなり病害虫の対策にもなります。剪定せずに育てると、高さ8mも育つことがあるので、とくにベランダといった限られたスペースで育てる際は必ず手入れをしましょう。

シマトネリコも観葉植物の定番で、ベランダでも育てることができます。鮮やかな緑色でツヤツヤとした葉が魅力的で、しっかりと水やりをすれば枯れることなく一年中楽しめます。シマトネリコは水が好きなので、とくに春～夏は毎日水を与えましょう。秋～冬は土の表面が乾いてから2～3日後に水を与えます。日当たりの良い場所で育てることで、葉の色が美しく育ちますよ。

ガジュマルは、ユニークな形をした太い幹が人気ポイントです。観葉植物としては定番ですが、個性的な形をした木なので、インテリアとして飾られることが多いです。ガーデニング初心者でも育てやすいですが、春～夏は直射日光を避け、秋～冬は室内に移動させましょう。ガジュマルは寒さにやや弱いため、真冬に屋外に出すと枯れることがあります。お世話しやすいですが、季節ごとに管理する必要があるので注意です。

栄養価が高くスイーツやジャムに使われるブルーベリーは、ガーデニングにも人気です。狭いスペースでも育てることができるので、ベランダのガーデニングにもおすすめですよ。実を収穫したいなら、異なる品種のブルーベリーを2本以上植える必要があります。品種によって寒さに弱かったりするので、ベランダの環境に合った品種を選ぶのがポイントです。ブルーベリーは乾燥に弱いため、土が乾いたら水をたっぷりと与えましょう。