【20代後半の新婚夫婦が休日を楽しむ】時間のすれ違いを埋めるリビング

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カヴァース建築部

テレビボードやチェストなど収納家具は、そのままではほかの家具の陰に隠れがち。けれどもせっかくこだわって手に入れたからには、インテリアの主役にしたいものです。そこで今回は、木製のテレビボード&チェストをメインに、リビングをコーディネートしていきます。今回は20代後半の新婚夫婦が住むリビングを想定。ふだんは仕事ですれ違いがちだが、 休日は2人仲良くソファに腰かけながらDVDを観たり本を読んだりと、2人の時間を楽しんでいます。そんな2人のためのリビングにおいて、ナチュラルな木製家具をいかにステージ上に引き上げるか。その秘密は視線の向け方にありました。

今回は木製テレビボード&チェストを2台並べてテレビの前に配置。テレビを壁掛けにしてすっきりさせています。こちらの木製テレビボード&チェストは、新婚生活をスタートさせるときに女性が選んで購入したもの。どちらも淡い木肌に白をポイント使いした女性らしいデザインで、脚が付いているためすっきり軽やかです。

「この家具セットなんかどう?木の色が淡くてナチュラルな感じだし、あのリビングに似合いそう!」
「いいね!上に花や写真も飾れそうだ。駅からの道にあるフラワーショップ、気になるって言ってたから、今度選んで買ってみたら?」

それ以来、女性は仕事帰りにフラワーショップに立ち寄り、そのときの気分に合わせて花を買うのが楽しみの1つになりました。この日も前日にフラワーショップで小ぶりの花や枝を購入し、木製テレビボード&チェストの上に飾りました。

木製テレビボード&チェストは淡い木肌に白を合わせたナチュラルなデザイン。

「壁の奥まった部分をグレーのクロスにしたのは、大正解だったね。君が選んでくれた木製家具の色味を引き立てているよ」
「ふふふ、、、でしょ!間接照明も取り付けてさらにおしゃれになったし、何よりリビングに入ってきたときに、真っ先に木製家具の方に目が行くの」

アクセントクロスと間接照明で木製テレビボード&チェストに視線を向けさせつつ、さらに引き立つよう今回は周囲のアイテムを厳選。木製テレビボードの左の壁にあえて何も飾らず、シンプルなアートを床置きして視線を下に向けさせています。さらに奥の壁にコンパクトなシェルフを設置。木製テレビボード&チェストに合わせ、手前から奥に向かって少しずつ目線が上に向くようこだわりました。

手前から奥に向けて視線が上を向くよう意識して木製テレビボード&チェストを引き立たせる

ここで2人は木製テレビボード&チェストに合わせるソファをどんなものにしようか悩んでいました。

「ソファ選びってなかなか難しいなぁ。君の選んでくれた木製家具に合わせようと思うけれど、ソファの方がサイズが大きいから、どうしてもソファばかり目立ってしまいそうで、、、」
「それならいっそ、ソファのテイストをガラッと変えてみるのはどう?木製家具がナチュラルでやさしい雰囲気だから、ソファは思い切って男っぽいデザインもよさそうじゃない?」

そこで男性が目を付けたのが、深みのあるグリーンのソファ。木製テレビボード&チェストの女性らしさに対し、ダークカラーのソファで男性的な要素を加えています。座面にアースカラーのピローを並べ、格好よさを演出しました。ソファは視線が奥に抜けやすい脚付きのものに。さらに2人はリビングテーブルもあれこれリサーチ。天板がクリアで主張しすぎないものを見つけました。ブラックの脚が男前でグリーンのソファにもぴったりです。

女性らしい 木製テレビボード&チェストに対しソファやピローで男性らしさを加える

「何かこのままでは、リビングの雰囲気が単調な気がする、、、何が足りないのかしら?」
「うーん、、。何だろう。あ、よく見るとアイテムが無地のものばかりだ!柄物が全然ないな」

そこで夫婦はソファ周りに柄物を取り入れることにしました。このとき便利なのが、ラグやピローなどのファブリックアイテム。今回も2人はソファセットの下に四角い柄物ラグを敷き、ゴールドのピローでメリハリを付けました。するとこのように無地の空間にちょっとしたアクセントを加えることができます。

「あと、照明もおしゃれなデザインにしましょうよ。ゴールドなんかどう?」

女性が言うように天井の照明ゴールドカラーにすると、今回のスタイリングのアクセントになります。こちらの照明も、ゴールドカラーにワイヤーデザインと素材感があっておしゃれ。さらにリビングテーブルの脚と同じく照明も幾何学的なデザインで、インテリアに程よくメリハリを加えました。柄物ばかり組み合わせると視線が混雑してしまいますが、このようにアイテムのデザイン性や素材感にも注目するとバランス良く仕上がります。

ほかにアイテムがあっても木製テレビボード&チェストに視線が向きやすくなっている

最後に夫婦がコーディネートしたリビングを改めて見てみましょう。グレーのクロスでアクセントを付け、間接照明を合わせることで、新婚夫婦の女性がこだわって選んだ木製テレビボード&チェストが自然に引き立っているのがわかります。リビングの手前に背の低い家具を、奥に背の高い家具を置くことで比重が奥に傾きます。そのままブラックの格子戸の向こうに視線が抜け、開放感も感じられます。木製テレビボード&チェスト周りもすっきり見せることができています。

2人はこだわりの詰まったリビングで、のんびり休日を過ごしています。女性はグリーンのソファに座って雑誌を眺めつつ、次はどんな花を選ぼうか思いをはせています。男性はカウチ部分に座って足を伸ばし、DVD鑑賞タイム。木製家具とグレーのクロスの組み合わせに満足しながら。

★本日の主役家具はこちら★

ホワイトがアクセントになったこちらの家具シリーズは、直線的でシンプルなデザインが特徴です。ナチュラルカラーをベースとしているので、優しくあたたかみのある雰囲気を演出してくれます。年齢・性別問わず使いやすい家具シリーズなので、パートナーや家族と過ごすお家にぴったり。シリーズで揃えればコーディネートも簡単です。

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