梅雨のジメジメさようなら！すぐできる7つの湿気対策

湿度が高すぎると、発汗による体温調節効果が下がり熱中症になりやすくなります。体から水分が蒸発しにくくなるため、体の熱がこもってしまい体温が下がりにくくなります。

体内の水分や塩分のバランスが崩れると、めまいやけいれんなどの症状が起こってしまうのです。

体の熱がこもり湿気の不快感も相なると、軽い運動や家事で息が上がってしまったり、息苦しさを感じるようになります。気分がすぐれない、怠いなどの症状も湿度が影響しているといわれています。

湿度が高く温かな環境はカビが最も発生しやすい条件です。気が付くと壁や家具の後ろにカビができていた！なんてことも…。

部屋に飛散したカビの胞子を吸い込むと、カビが体内に入ってアレルギー疾患や呼吸器系の病気を発症してしまうこともあります。

結露は冬場に多いイメージですが、実は季節に関係なく気温と温度の変化でおこる現象！湿気が高い梅雨の時期にも発生します。

湿気が高いと水分量が多すぎて、空気中の水分が飽和状態になるのが原因です。結露でカーテンにカビができた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

湿気の多い時期に気をつけたいのが害虫です。梅雨時期から夏にかけて害虫が活発になるのでしっかりとした湿気対策が必要です。一軒家だと、湿気を好むムカデやヤスデが外から侵入してきます。

また、集合住宅は気密性の高さから湿度が上がりやすいため、ダニやチャタテムシが発生しやすくなります。チャタテムシはカビを食べる害虫ですので、カビが発生しないよう対策をしましょう。

湿気が部屋に充満すると、部屋干ししていた洗濯物が乾きにくく生乾きに…。生乾きになると、雑菌が繁殖して嫌な臭いの原因となってしまいます。あの独特な生乾きの臭いって中々取れませんよね。

部屋に臭いが残ってしまったり、結局洗濯しなおすことになったりで大変です。日頃の湿気対策で生乾きにならないようにしましょう。

屋外より室内の方が湿度が高い場合があります。晴れているときは毎回が理想ですが、外から雨が降り込まない程度の雨なら、窓を開けて換気をしましょう。窓を開けられないときは、扇風機やサーキュレーターで風の流れを作って空気を循環させます。

部屋干しの洗濯物や料理したときの蒸気など、生活しているだけでも湿気がたまりがちですよね。それゆえ湿気を日頃から取り除くことが大切です。換気扇は一番簡単な換気方法です。換気扇をまわすだけでも湿気対策になりますよ。

湿気を取り除く方法として一番効率がよいのが除湿機やエアコンの除湿機能です。部屋干しの洗濯物も短時間で乾きますので湿気を溜めません。

電気代はかかってしまいますが、扇風機やサーキュレーターと併せて使うとさらに効率的です。ただし、エアコンの除湿機能やドライ機能は体を冷やしてしまう場合もあるので、気温が低い時には温度調整に気をつけましょう。

家具が密集していると、風の流れが遮られて空気が循環しません。家具が多いリビングは特に注意が必要です。ソファやチェストは壁付けせず、壁と家具の間に少し隙間を作ることで通気性が良くなり、カビの発生を防ぐことができます。

湿った状態の衣類は、嫌な臭いや虫食いの原因になります。洗濯した衣類や部屋干しの洗濯物は、しっかりと乾かしてからしまいましょう。また、外出先から帰宅したときに雨で濡れている場合も、必ず十分に乾かしてから収納してください。

意外と見落としがちなのがリビング収納家具です。クローゼットやチェストなど換気が難しい場所も湿気対策をしましょう。狭い場所なら除湿剤や除湿マットが効果的です。

炭や新聞紙も消臭、除湿効果があるのでよく使われる方法です。荷物をギュウギュウに詰め込まず、適度な隙間をつくると風通しが良くなります。こまめに扉を開けて風を通すことも忘れないようにしてください。

重曹(炭酸水素ナトリウム)は料理や掃除によく使われるアイテム。粉末状のサラサラの重曹は空気中の水分を吸収してくれるので、除湿剤と同じ効果があります。

つくり方はとても簡単！空きビンに重曹を入れて布で蓋をするだけ♪重曹と一緒にドライフラワーやお花を添えるとおしゃれなインテリアになります。アロマオイルを数滴加えると芳香剤としての癒し効果もありますよ。重曹が固まったら交換して、クレンザーとして掃除に使えば無駄がありません。

い草は天然のエアコンとも呼ばれており、調湿効果に優れています。湿度が高いときは水分を吸収し、空気が乾燥していれば空気を放出する特性をもっています。部屋の湿度を調整してくれるので、汗ばむ季節もベタつかずサラッと快適に過ごせます。

また、い草には空気清浄効果があり、空気中のホルムアルデヒドを吸着してくれるので、シックハウス症候群や喘息の原因を取り除いてくれます。消臭効果もあるので、お子さんやペットがいるリビングにピッタリのアイテムですね。

実はカーテンにも調湿、カビ対策の効果をもったものがあるんです。麻素材のカーテンは、素材の性質から空気中の水分を吸収したりはきだしたりする調湿効果があります。速乾性、通気性にも優れていることから、換気がしやすく抗菌、防臭効果も備わっています。

大事なのはカビ対策。結露でカーテンが湿ってカビないよう、窓に結露シートを貼ったり、こまめに拭き取るなどの対策はしっかりしましょう。調湿機能がないカーテンでも、爽やかなカラーのカーテンをかけておくだけで見た目が涼しく気分を上げることができますよ。

すのこの最大の魅力はなんといっても通気性です。クローゼットや押入れなどの収納スペースにはぜひ取り入れたいアイテム。実は、収納場所の下に敷いただけでは効果半減ってご存知でしたか？確かに下は通気性が良くなりますが、効率よく空気の通り道をつくるには、横にもすのこを置くのが効果的なんです。スペースに余裕がある収納場所で通気性を良くしたいときはすのこを活用してみましょう。

また、すのこといえばベッドや押入れのイメージですが、ソファのフレーム素材として使われているものもあります。湿気でお悩みの方は取り入れてみるのも良いですね。

除湿マットは、ベッドや布団下に敷くものから、クローゼットに吊るすことができるものまで、種類が豊富。敷いておくだけ、吊るしておくだけで除湿効果が期待できるのでお手軽です。最近では防菌、防カビ効果がついたものや、洗えるタイプもあります。

省スペースでも使えるサイズがありますので、キャビネットなど狭いスペースにも活用したいですね。