第3回: モノと夫婦関係

  第3回: モノと夫婦関係
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幸福を運んでくれるお部屋作り

第3回: モノと夫婦関係

幸福を運んでくれるお部屋作り

これは、以前ある男性がおっしゃった話です。

モノと夫婦関係01その男性は離婚歴があります。離婚の一番の原因がなんと「家の中が散らかっていて帰りたくなくなってしまったから」。それが原因!?と耳を疑ったのですが、元奥様は「片付けられない女性」だったそうで、家の中は常にモノがあふれていたそうです。毎日不満を抱きながらの生活を送っていたら、他の部分にも不満を持つようになってしまい、とうとう修復できなくなってしまったそうです。それは、息子さんにも影響を及ぼしました。現在、元奥様と一緒に暮らしている息子さん。相変わらず、家の中は散らかっているそうで「お母さんのような片付けられない女性とは結婚したくない」と言っているそうです。

その男性曰く、「家がきれいで落ち着く空間だと男性は絶対家に帰りたくなるよ!」とおっしゃっていました。その後、何名かの男性に質問してみましたが皆さん同じ意見でした。では、男性が帰りたくなるお部屋作りってどうしたらよいのでしょう?

  • まず、家の中がスッキリときれいに片付いていると自分でも気分がいいものですよね。それは帰ってきた旦那さんも同じ気持ちです。家の中が散らかった中で生活をしていると、のち旦那さんの仕事にも影響がでてくる可能性もあります。

  • インテリア家具を選ぶ時は、自分の好みだけで空間を作るのではなく、旦那さんと一緒に考え、選びましょう。自分はラブリーなお部屋が好きでも旦那さんはそうとは限りません。「キレイな部屋ではあるけれど、インテリアの趣味があまりにも違いすぎて何か落ち着かない」という男性の声を聞いたことがあります。インテリア家具はお互いが納得するものを選ぶとよいでしょう。2人で選んだという共同作業が絆を生み、そして夫婦間の会話も増えていきます。

  • インテリアの色や素材に関しても、同様に旦那さんの意見も参考にしましょう。視覚によって気持ちが落ち着くということがあります。

  • 旦那さんが快適に生活しやすくなる動線作りも考えてみましょう。例えば、旦那さんがどこで着替え・身支度をしているか?身支度する所に必要なモノをまとめてあげることで生活しやすくなります(※こちらは別のコラムで詳しくご紹介します。)

  • お部屋の中は、夫婦2人で考えた空間になるので、旦那さんもずっと綺麗な空間を守りたいと思うようになります。

  • お部屋の空間作りはライフスタイルと共に変わります。お子さんが出来ればモノの趣味も変わりますし、シニアになればまた変わるでしょう。その都度、夫婦で相談し選んでいくとよいでしょう。

お互いが何か一つでも同じ方向を向いていると、時にはケンカをしても心の結びつきは強いそうです。モノは、いい方にも悪い方にも人の心に影響を与えるものなのです。