毎日の家事。限られた時間の中で色々とやらなければいけないことが山積みですよね。そんな中、一つの物事を行う時に「あっちに行ったり、こっちに行ったり」と慌ただしく動き回ったりしていませんか?そして毎日クタクタ・・・。もっと快適に家事・生活ができたらいいですよね。今日は、自分だけではなく、大切な相手も快適に暮らすことができる「使いやすい高さと生活動線」についてお話しします。
まずは、使いやすい「高さ」について。押入れの中を想像してみてください。よく使うものなのに、取り出しづらい上段に置いていたりしていませんか?実は使いやすい高さというものがあるんです。使いやすさの順は、中→下→上 と覚えてください。
- 中段・・・肩から腰あたりの位置
- 下段・・・腰から足下
- 上段・・・肩より上
良く使うものは【中段】に、たまに使うものは【下段】に、たまにしか使わないものは【上段】に置くことで更に使いやすさがアップします。
※ただし、重いものはたまにしか使わないものでも身体的負荷を考えて上段には置かず下段に置くことをおすすめします。
これは、家族の身体的高さで収納をしても使いやすいです。例えば下駄箱などは、一番背の高いお父さんが一番上の棚、お母さん、お姉さん、弟の順に背の高さで収納場所の高さを考えてみてはいかがでしょうか?
次に、生活動線。一つの物事を行う時にあっちにいったり、こっちにいったりして、いちいち移動をしないと物事が終わらないなんてことはありませんか?例えば、洗濯物で見てみましょう。
① 洗濯物を干す
↓
② 取り入れる
↓
③ アイロンがけ
↓
④ 各部屋に収納
この流れの方が多いと思います。この動きの中で、無駄な動きをする人は③番目のアイロンがけの時に無駄な動きをしている可能性があります。アイロンがけをする時に必要なモノってありますよね。そのモノ達が色んな場所や部屋に別々に置かれていることが多いです。
(アイロンがけに必要なもの)
- アイロン台
- アイロン
- 霧吹き
- コロコロ
- 毛玉取り・・・etc
普段、アイロンがけで使っているものを一つにまとめて置いておくと、今までの無駄な動きがなくなります。
旦那様の朝の支度も考えてみましょう。朝の支度はたいてい同じ流れだと思います
① 着替え
↓
② 仕事着を着る
↓
③ かばん・携帯・時計などを持っていく
旦那様は普段どこで着替えをしているでしょうか?この①~③の流れがスムーズになる「動線」を考えればよいのです。普段、寝室で着替えているのであれば、寝室に支度に使うものをまとめて置いておくと無駄な動きがなくなります。
また、「お手紙セット」もおすすめです。リビングにあるペン立てからペンを取り出して、切手は違う部屋の引き出しに取りにいって・・などと動き回っていませんか?これこそが無駄な動きに繋がっています。
~手紙を書く際に使用するもの~
- 便箋
- 封筒
- 切手
- ペン
- のり・・・etc
これらを一つのケースに入れておきます。まとめておけば、手紙を書く時に1回の動きだけで済みます。お菓子作りが好きな方は、「お菓子作りセット」を作ってまとめておいたり、ジムによく行かれる方は「ジムセット」としてまとめてしまうのです。そうすれば、使う時にあっちに行ったり、こっちに行ったりがなくなります。
このように、日常生活で無駄な動きが多いという方は「使うモノでグループ化」をしてみてはいかがでしょうか?快適に使えたら家族も嬉しい。これって大切な人のことを考えた生活動線作りだと思いませんか?家族が使いやすい!と思った時、またひとつ笑顔が増えそうですね。