第4回: 防犯的な効果

  第4回: 防犯的な効果
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キレイな空間から生まれる効果

第4回: 防犯的な効果

キレイな空間から生まれる効果

さて、今日はこんな興味深い話をご紹介します。

アメリカのジョージ・ケリングという犯罪学者が考案した「ブロークンウィンドウ現象」というものがあります。これは「割れ窓理論」とも言われているのですが、「建物の窓が割れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、最初は一つの窓だけが割れていたのに、やがて他の窓も壊されてしまうというもの」

例えば、街の落書きも、放置しているとどんどん範囲が広くなっていきますよね。そして環境が悪化し、次第に凶悪犯罪が増えるようになります。3.11の東日本大震災の時も、被害が大きかった町では避難を余儀なくされたりして「管理や取締り」といった、住んでいる人々が町への注意を払うこと出来なくなってしまいました。その後、起こったのは窃盗事件です。どこからともなく悪い人たちがやってきて、悪びれることなく店の商品を盗んだり、銀行のATMを壊したり・・・。そんな窃盗事件が相次ぎました。
まさに「ブロークンウィンドウ現象」だと思います。治安の悪化にもつながっていくということなんですね。

これは、身近な家庭にもあることです。実は、ドロボウに入られやすい家の特徴というものがあります。家のあるところが乱れていたらドロボウが「しめしめ」と思う箇所があるのですが、皆さんどこだと思いますか?それは、ズバリ!「玄関」と「家の周り」です。

まずは、玄関。ドロボウが盗みに入ろうと思い玄関から侵入したとします。玄関周りがきれいな家と、モノがあふれ散らかっている家。盗みに入られやすいのは後者です。玄関が散らかっているということは、リビングや他の部屋だって乱れている証拠。他の部屋はキレイなのに、玄関だけが散らかっているということはありません。ドロボウは出来るだけ自分が家に入った形跡を残したくないもの。玄関が散らかっている家は格好のターゲットというわけです。玄関を見るだけで、人となりが分かってしまうんですね。

そして、「家の周り」。家の周り(敷地内)に色んなモノを置きっぱなしにしていて、整理・収納がされていない家があります。そんな家もドロボウのターゲットになります。ドロボウは盗みに入る家を物色しながら、この家にはどんな人が住んでいるのだろう?と思うそうです。そこで、パッと目につく部分が散らかっている家は、色んなことに無頓着・部屋も散らかっているように思えるそうで、例えば鍵が開いているなどの可能性も高いそうです。そこからドロボウに入られるというわけです。気を付けましょう。

~整理・収納からみる、ドロボウからの侵入を防ぐには?~

  • 玄関をキレイに整理!
  • 家の周りにモノを色々置かない!整理をしてスッキリと!

また風水的にも、良い気が入ってくるには「玄関をキレイに」とも言われていますよね。玄関はキレイにしておいて悪いことはありません。決して、靴箱に入らないからといって沢山の靴を出しっぱなしにしておかず、靴箱内の履いていない靴を整理、そして床もピカピカにしておきましょう!