レザー素材でリビングに高級感!本革・合成皮革の違いとお手入れ方法

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カヴァース編集部

リビングに高級感と重厚感を与えてくれるレザー素材の家具。洗練されたインテリアスタイルにぴったりのアイテムです。今回はリビングでよく用いられる本革と合成皮革の特徴と、それぞれのメリット・デメリット、そしてお手入れ方法をご説明します。ぜひリビングにレザー素材を取り入れてみましょう!

リビングにレザー素材の家具を置く…そもそも「レザー」って何?

まずはインテリアアイテムで使われる「レザー」にはどんな物があるのか確認していきましょう。レザー(=leather)とは「革」のこと。インテリア業界以外では、本物の動物の革を使った「本革」のことを指す場合が多いですが、インテリア関係では本革も合成皮革も「レザー」でまとめられることが多々あります

ちなみに合成皮革(=synthetic leather)はフェイクレザーとも言われ、人工的に作りだしたものです。次項からは本革と合成皮革、それぞれの特徴とお手入れ方法についてご説明します。どちらもメリット・デメリットがあるので、それを踏まえて自分に合ったアイテムを選びたいですね。

【本革素材の家具】メリット・デメリットとお手入れ方法

まずは本革素材の家具がもつ特徴とお手入れ方法をご説明します。本革とはその漢字の通り、本物の革のこと。天然皮革とも呼ばれますね。牛革だけではなく豚革や羊革など、一言で本革と言ってもさまざまな種類があります。動物の革を腐食させないように「鞣し(なめし)」加工をすることで、ソファーや鞄などに使える状態にしています。

本革素材の家具【メリット】

本革素材の家具はリビングに高級感を与える以外にも、さまざまなメリットがあります。本革素材の家具の特徴は主に以下の3つです。

・吸湿性および放湿性に優れる

・経年劣化を楽しめる

・熱に強い

天然素材である本革は、それ自体が「生き物」のようなもの。革が呼吸することで湿度の調整を行ってくれます。また手入れさえしっかり行えば、長年使えるのも本革の魅力です。長年使うことで経年劣化がおこり、味わい深い色味や風合いへと変化していきます

昔は本革が消防士の服に使われていたことからも分かる通り、熱に強く丈夫というのも本革のメリットです。

本革素材の家具【デメリット】

多くのメリットがある本革素材。一方で本革素材の家具をリビングに置くなら気をつけなければならないこともあります。本革素材の家具のデメリットは主に以下の3つです。

・値段が高い

・色落ちすることがある

・汚れを吸収しやすい

本革の家具を取り入れたいけれど、なかなか手が出せる値段じゃない…諦めてしまった人もいるのではないでしょうか。動物の革を使う本革は、合成皮革と違い大量生産ができません。そのため値段がどうしても高くなってしまうデメリットがあります。

また湿度を吸収・放出することからも分かる通り、本革は「呼吸」する性質があります。そのためこぼしたコーヒーなども吸収しやすく、汚れがつきやすいです。最近は染色技術の向上で染色堅牢度は改善していますが、それでも強い摩擦などでは色落ち・色移りする可能性は否めません。

本革素材の家具【お手入れ方法】

リビングに高級感を与えてくれる本革素材の家具。しっかりお手入れすれば長年使用でき、唯一無二の自分だけの家具にすることができます。ここからは本革素材のお手入れ方法をご説明します。

基本はから拭き

本革素材のお手入れの基本はから拭きです。柔らかい布で優しく表面を拭いていきます。汚れが気になるところは、硬く絞った布で拭き取り乾いた柔らかい布で水分をとります。本革素材の家具は「汚れが染み込む前に拭く」ことを意識していきましょう

月に1度は掃除機もかけよう

ソファーは背もたれと座面の隙間などに、食べかすなどが入り込みがちです。食べかすなど油分を含むものは、本革の大敵。月に1度はから拭きだけではなく、掃除機をかけほこりや食べかすを取り除いて下さい。

3か月に1回はスペシャルケアをする

本革は人間の皮膚と似ています。放っておくと乾燥し、ひび割れなどのトラブルの原因になりがちです。3か月に1回は革専用のクリームを塗布し、革を保護しましょう。その際気をつけたいのがクリームの種類。本革といってもスエードなどの起毛系と、表面がツルツルな革とでは使用するクリームが違います。間違ったものを使うと、逆にシミになってしまう可能性も…。家具に使われている本革に合ったクリームを使用しましょう。

【合成皮革の家具】メリット・デメリットとお手入れ方法

次に合成皮革の家具の特徴とお手入れ方法をご説明します。合成皮革とはナイロンやポリエステル生地の上に樹脂を塗布し、革に似せた素材のことです。人工皮革とも呼ばれますね。高級感という点では本革に劣る合成皮革ですが、本革にはないメリットもあり上手に利用していきたいもの。合成皮革のメリットやデメリット、お手入れ方法をご説明します。

合成皮革の家具【メリット】

合成皮革は主に以下のようなメリットがあります。

・本革よりリーズナブル

・色味が表現しやすい

・手入れが楽

合成皮革は、動物の革を使った本革と違い大量生産が可能です。そのため本革よりリーズナブルに購入できます。また色が入りやすく、本革では難しい鮮やかな色も合成皮革では表現できます。

そして合成皮革は本革に比べると手入れが楽です。汚れも入りにくく、汚れたら洗剤などを使って拭けばOK※な手軽さが魅力ですね
※PVC素材の合成皮革に限る

合成皮革の家具【デメリット】

たくさんのメリットがある合成皮革の家具。一方で「高級感で本革に劣る」以外のデメリットもいくつかあります。

・劣化するため長持ちしない

・熱に弱い

革に似せて作られた合成皮革は、本革と違い「経年劣化を楽しむ」ということができません。どれだけ丁寧に使っても、買ったとき以上の状態になることはありません。5年~7年もすればひび割れなどの問題が起こり手触りも悪くなってくるため、数年おきの買い替えは必要になるでしょう

また熱にとても弱いのも弱点の1つ。炎天下で高温となるところに置き続けると劣化は特に早く進み、表面の塗装がボロボロになっていきます。

合成皮革の家具【お手入れ方法】

合成皮革の家具のお手入れはとても簡単です。乾いた柔らかい布で拭くだけ。汚れが強いものは、薄めた合成洗剤を含ませた布で優しく拭き、乾いた布で拭き取ってください。

表面にひびが入ってしまったら、合成皮革用のシートなどで補修する応急処置方法があります。

リビングにおすすめ!本革・合成皮革を使った家具5つ

ファブリック素材とはまた違う、高級感や重厚感を与えてくれるレザーを使った家具。ここからは本革・合成皮革を使ったリビングにオススメの家具を5つご紹介します。

3つの異素材が作り上げる、こだわりの形 ヴィンテージデザインソファ

キャラメルブラウンの深い色味がリビングに落ち着いた印象を与えてくれる、合成皮革を張り地に使ったソファです。美しい光沢とツヤで、まるで本革のような仕上がりになっています。肘掛けの天然木と、脚のスチールの異素材との組み合わせでレトロ感あるおしゃれなデザインが特徴です。レトロモダンスタイルからインダストリアルスタイルまで、幅広いインテリアスタイルにフィットします。

どんな場面にも寛ぎスタイル ワイドサイズソファベッド

このソファの特徴は、縦に折れるだけでなく、サイド部分にもリクライニング機能がついていること。ベッドとして使うときにも、背を上げて、デイベッドのようにして深く座ることができるのです。シングルよりやや大きめの幅がありますので、二人で並んで座ることも可能。周囲の家具の配置も、スタンダードなソファ+リビングテーブルという組み合わせだけでなく、本品を縦で置くような形にして、テーブルはサイドに、テレビはちょっと高めの位置にもってきてもいいのではないでしょうか。

ミッドセンチュリーを代表する不朽の名作 イームズ ラウンジチェア

ミッドセンチュリ―を代表するデザイナー、イームズによるラウンジチェアです。流れるような曲線の美しさはもちろん、座面に使われているレザーの上質さも目をひきます。レザーはイタリア製の牛革を使用しており、きめ細かくしなやかな手触りが特徴です。レザーはセミアニリン・アニリン・オイルド仕上げの3つから選べ、好みの光沢や質感から選択できます。

時間を忘れて寛げる モノトーンデザイン コンパクトソファ

光沢のある上質な合成皮革が高級感を感じさせるソファです。コンパクトなサイズで、一人暮らしなどの小さなリビングにもおすすめです。脚は取り外しできるのでロータイプとしても使えますよ。座面にはウレタンとSスプリングを使用しており、程よい弾力と硬さがあります。また合成皮革のさらりとした肌ざわりも心地よく、長時間快適に使用できます。

背もたれが3段階にリクライニング 日本製2人掛ハイバックソファ

背もたれがリクライニングしてくつろげる、2人掛けのハイバックソファです。高級感のある張地は、汚れに強いPVCを使用。水などをこぼしてしまってもさっと拭くだけできれいになりますのでお手入れも簡単。座り心地は、やや硬め。ベッドのマットレスにも採用されているポケットコイルを使い、ウレタンフォームで挟み込むことで、程よい弾力と硬さとなり身体を支えてくれます。ポケットコイルは座ったときに体圧を分散してくれ、長時間座っていても疲れにくくなっています。

まとめ

リビングに高級感を与えてくれるレザーの家具。ぜひリビングに取り入れたい素材です。レザーは手入れが大変そうと敬遠している人もいるかもしれませんが、ポイントをおさえれば意外と楽に手入れできるもの。この記事でご紹介した本革・合成皮革のメリット・デメリットやお手入れ方法を参考に、カヴァースで自分に合ったレザーのアイテムをリビングに取り入れてみてはいかがでしょうか。

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