春を感じるリビング♪窓周りのしつらいとおしゃれなカーテンの選び方

窓に取り付けると言ったらまず思いつくのがカーテンではないでしょうか。厚手の布地でできているものを「ドレープカーテン」、薄手で透け感のある生地でできているものを「レースカーテン」と呼びます。窓側にレースカーテン、部屋側にドレープカーテンと、二重にして使うことが一般的です。

さらに、カーテンにはボリュームがあり、「フラット（ヒダなし）」「1.5倍ヒダ（仕上がりサイズの1.5倍の生地幅）」「2倍ヒダ（仕上がりサイズの2倍の生地幅）」と分類され、ヒダが多い方が掛けたときに重厚感や、存在感が増します。ボリュームは、お部屋の雰囲気や生地の種類、好みによって選ぶと良いでしょう。

カーテンは左右に開閉しますが、シェードは上下に布地を折り上げて開閉します。シェードは横ヒダ、カーテンは縦ヒダの構成で、カーテンと同じ生地で作ることができるのでコーディネートがしやすいのも魅力のひとつです。

縫製の仕方によってプレーンシェード、シャープシェード、バルーンシェードと分けられます。生地やスタイルの選択肢も多く一概には言えませんが、シェードは高級感やラグジュアリー感を感じる空間づくりに向いています。

シェード同様上下に開閉しますが、ロールスクリーンは生地を巻き取り開閉するシンプルなスタイルです。見た目もすっきりとしていてカジュアルやモダンなインテリア向きです。

柄物の生地の使用にも適していて、子供部屋に使われることも多いです。

スラット（羽状のパーツ）が水平に並んだ上下に開閉する一般的なブラインドです。スラットの角度を調整することで、彩光をコントロールできます。

オフィスなどで使われているイメージも強いと思いますが、木製や樹脂製など種類も増え、住宅でも人気です。スラットの幅、素材、色によって雰囲気もがらりと変わります。

スラットが縦に並んだタイプのブラインドです。元々はオフィスや公共施設で使われていましたが、住宅用も発売されてから、そのスタイリッシュなデザインが人気です。

大きな掃き出し窓をすっきりと見せたい時、モダンなインテリアにしたい時など有効的です。

厚手と薄手の2種類の素材で構成された蛇腹状のスクリーンです。蛇腹のスクリーンを上下に動かすことで、レースカーテンの機能部分とドレープカーテンの機能部分が上下し、彩光をコントロールできます。

和室のしつらいとしてもおすすめです。

モノトーンや、少ない色数ですっきりとまとめることの多いモダンスタイルですが、春なので、爽やかなアクセントカラーを選んでみるもの良いかもしれません。グレー系でも、少しブルーなど色味のあるものや、思い切って淡いスカイブルーや明るいライムイエローなどもすっきりとしつつも部屋が明るくなります。

いつもカーテンは無地という人は、色味はそのまま柄物を選ぶとガラッと雰囲気が変わります。モダンな部屋にはシャープな幾何学柄がおすすめです。

ナチュラルや北欧スタイルの部屋には、ボタニカルな植物柄や、カジュアルな幾何学模様のカーテンが良く似合います。春なので、若葉やそよ風をイメージする柄や色で選んでみるのもおすすめです。

住環境にもよりますが、レースカーテン同士合わせるコーディネートも春ならではの組み合わせです。柄物と無地のレースカーテンを組み合わせて、光のゆらぎを楽しんでみてください。

エレガントスタイルはいつもより少し生地も色も軽めにしてみてください。窓周りが軽くなると部屋全体が明るく広く感じます。

しっかりとした生地が好きな人は、レースカーテンだけ薄手にするだけでも雰囲気が変わりますよ。

和モダンの部屋でカーテンを掛ける場合は、シンプルなものを使うことが多いと思いますが、いつもより少し濃い色味や鮮やかなものを選ぶことで部屋の雰囲気が華やかになります。

また、レースカーテンは織りに変化のあるものを選ぶと窓周りがインテリアのアクセントとなり、春の日差しを感じる明るい部屋になるでしょう。

リビングがどんな空間かで選ぶのも大切です。

来客が多く人目につくことが多いならば、しっかりとした生地で存在感のあるボリュームにすることが良いかもしれませんし、一人暮らしのワンルームならば、窓辺に必要以上にボリュームがあるのもアンバランスです。部屋全体のバランスを考えて選びましょう。

カーテンには、遮光機能、断熱機能、最近では冷感機能など様々な機能があります。遮光には3級、2級、1級と等級もありそれぞれ遮光率が表記されています。

春は紫外線も強くなる季節ですので、住環境や求める性能に合わせて選んでください。

カーテンは種類が豊富で、様々な商品が販売されています。

機能、デザイン、価格、何を一番重視するのかを明確にすることで、満足のいく商品を選ぶことができます。

正しく測り、窓にぴったりのサイズにすることで、見映えだけでなく使い勝手もよくなります。

大切なのは窓のサイズを測るのではなく、窓辺の必要な箇所を測ることでカーテンのサイズを決めることです。

カーテンは、カーテンレールから下げるので、カーテンレールを基点に測ります。腰高窓の場合は、カーテンレールから窓下＋15cmくらいの長さが基本です。窓の前にデスクを置く場合などは、デスクの高さなども考慮すると使い勝手がよくなります。

掃き出し窓の場合は床面から−1~2cmくらいが床にも擦らずに使い勝手が良いですが、好みで決定してください。

幅もカーテンレールの端と端の金具部分を測ります。

装飾レールには両端に装飾部材がついているものもあるので、あくまでも金具間の距離を測りましょう。

レースカーテンを窓側に設置する場合は、カーテンを閉めた時にレースカーテンが見えないよう、ドレープカーテンよりも−1~2cmくらいにすると良いでしょう。

遮光機能は重要ですが、春は日差しも気持ち良い季節なので、あえて遮光率を下げたカーテンを選び、朝日や心地よい春の日差しを感じるのも良いものです。

加えて、レースカーテンのUVカット率が高いものを選んだりする工夫も大切です。日差しは遮らず、外からの視線だけを遮るミラーカーテンもおすすめです。色はいつもより気持ち明るいものを選ぶと部屋の中が華やかに感じられます。