暗いリビングを明るい快適空間に！簡単解決6つの方法

建物の構造上などでリビングが全体の真ん中にあり、ベランダから距離ができるために日差しが届きにくく、暗くなってしまうということがあります。

そのため、日中でも電気をつけないと暗くて生活しづらいという状況に。窓がひとつでもあれば良いのですが、窓もない場合はさらに暗い印象になってしまいます。

入居を決めるときに、一番気にするのは日当たりや方角です。生活スタイルによって自分に合った方角は変わりますが、日中リビングで過ごすことが多い方は、日当たりが最も良い南向きが理想です。

しかし、いざ住んでみると思ったより日差しが入らない、といったケースもあります。入居前の家具がないときと、家具を置いたときは大きく印象が変わるので気をつけたいところです。

将来的に、周りに高い建物が建たないか意識してお部屋を決めるのは大事なポイントです。しかし、周りの環境状況が変わることもまれにあります。

それまで快適に過ごせていたのに、新しい建物によって日差しが遮られるといったケースもよくあります。こればかりは気をつけてもどうしようもない問題ですよね。

人間には1日の生活リズムを刻む「体内時計」というものがあります。その体内時計に大きく影響しているのが光です。毎朝光を浴びると体内時計はリセットされ、日中は活動状態になり、日が落ちて暗くなると休息状態になります。

そのため、日差しが入らない暗い部屋は昼夜の感覚が鈍くなり、体内時計のリズムが乱れやすくなります。中々眠れない、朝早く目が覚めてしまうなどの睡眠障害も、体内時計の乱れが影響しているといわれています。

日当たりが悪いと湿気が溜まりカビの原因になってしまいます。そのため、こまめな換気が必要となりますが、換気が不十分だと空気中にカビが飛散したままになり、喘息やアレルギーなど呼吸器系の病気になってしまう場合があります。

こまめな換気はしっかりしなければなりません。

日当たりが悪いと日中も暗く、1日中電気をつけていないといけなくなります。そのため、日当たりの良いご家庭に比べて光熱費がかかってしまい出費がかさむことに…。

また、冬場は特に寒く感じるため、エアコンを稼働する時間が長くなってしまいがちです。暖房は冷房よりもコストがかかりますので、お部屋の工夫をして寒さ対策をする必要があります。

日光が当たらない生活が続くと、体内時計が乱れてしまい、ストレスが溜まりやすくなるといわれています。

冬場になると太陽に当たる時間が少ないため、「落ち着かない」「やる気がでない」「気分が落ち込む」などの体調不良が起きやすくなり、酷い場合は「うつ」に似た症状の「冬季うつ病」と呼ばれる病気になりやすいとされています。

暗いなら照明を増やせばもちろん明るくはなりますが、むやみに増やせばいいとはかぎりません。暗くなりがちな部屋の四隅や、ダイニングスペース、テレビスペース、ソファスペースなど、コーナーごとのスペースにバランスよく配置することがポイントです。

一般的なシーリングライトの光量を増やすと明るさも上がりますが、メインの照明の他に、フロアランプや間接照明を上手に活用して、柔らかい光を取り入れると明るさのバランスが良くなりますよ。

暗い部屋を明るく見せるにはカーテンの色も重要です。明るいといっても、原色ではなく、爽やかな白や薄いベージュなどの淡色で優しい色を選ぶと、開放感がでて明るい印象になります。

素材も圧迫感のある厚手のものではなく、薄手で柔らかく軽やかな素材がおすすめです。

元々が明るい色の床なら良いのですが、暗めの床の場合はお部屋全体が暗い印象に見えてしまします。そのようなときは、カーペットやラグマットを敷いて明るい面積を増やしましょう。

色選びも重要なポイントとなりますが、色は白系のものを選ぶことをおすすめします。清潔感のある白い色は光を反射する効果があり、光を拡散しますので明るく開放的な印象になります。

背の高い家具は圧迫感があり、お部屋が狭く暗い印象になってしまいます。配置の場所によっては日差しを遮ってしまうことも…。そのため、お部屋に置く家具はできるだけ背の低いものを選び、圧迫感をださないようにしましょう。

家具も同様、インテリアは白系のもので統一して、明るいスペースを増やすと反射の効果でより明るくなります。鏡面仕上げや光沢のある家具は光を反射してくれますので、明るさが増してより効果的です。

お部屋にグリーンを取り入れると爽やかで開放感のある印象に。観葉植物やグリーンがお部屋の差し色になるので、明るい色がより引き立ち明るさが増します。

直射日光が当たらない暗いお部屋でも育てられる「オリヅルラン」や「ポトス」などの観葉植物もありますので、ひとつ取り入れると効果的ですよ。

鏡も光を反射しますので、お部屋を明るく見せてくれる効果があります。さらに、窓のように見せてくれたり、奥行きや広がりがあるように見えるので開放感もでて一石二鳥なアイテムです。

姿見のように縦長の鏡は明かり取りとして効果的ですが、大きすぎて圧迫感がでないようにお部屋の広さにあった鏡を選びましょう。