【堅いけど大事な話】冷暖房費を節約しよう!エアコン選びのポイント

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カヴァース編集部

リビングでくつろいでいる時に、「エアコン効いてる?」「部屋が温まらないなー」そんなふうに感じていたら、エアコンがお部屋にあっていないのかも。この記事では、快適かつ節約にもつながるエアコンの正しい選び方と、エアコンの効率を高める工夫をご紹介します。ちょっと固い話ですが、最後まで目を通してくださいね。

エアコン購入時に見るべきポイント

エアコンを購入するとき、何を基準にしていますか?まず見てほしいのはエアコンの能力表示です。能力表示はカタログや店頭に必ず表示されています。能力表示をしっかり確認して部屋にあったエアコンを選びましょう。デザインや機能ももちろん大事ですが、部屋にあった能力がないことには、エアコンの役目が十分はたせないうえに、電気代も割高になってしまいます。それでは項目ごとの見るべきポイントを見てみましょう。

誤解しやすい部屋の広さ

まずは部屋の広さにあったものかどうかを判断します。店頭に行くと「4.5~6畳用」「10~14畳用」といったように、部屋の広さごとに、対応するエアコンが展示されていることが多いですよね。しかし、もっと見てほしいのは能力表示にある『畳数のめやす』です。

畳数のめやす
冷房6~9畳(10~15㎡)
暖房6~7畳(10~11㎡)

このように表示されていた場合、「この機種は冷房なら9畳まで大丈夫なんだな」と思いませんか?ここで誤解してしまう人が多いのですが、この表示の正しい見方は「木造住宅の和室なら6畳、鉄筋住宅の洋室なら9畳」という意味です。鉄筋住宅のほうがより広い部屋に対応できるのは、木造住宅よりも建物の気密性がいいからです。また暖房のほうが対応できる畳数は小さくなります。エアコンを選ぶときには、冷房より暖房の畳数を基準にしたほうが、エアコンの効率がよくなります。

エアコンのパワー

ここも重要なポイントです。エアコンのパワーを表す『能力(kW)』と『消費電力(W)』の数値を確認しましょう。

 

能力(kW)

消費電力(W)

冷房

2.2(0.4~3.4)

430(110~780)

暖房

2.5(0.3~5.7)

440(106~1,480)

能力(kW)

この表では、冷房の能力の欄を見ると「2.2」となっていますね。これはエアコンの標準パワー(JIS規格に基づく)を表しています。この数字が大きいほど冷房(暖房)の能力が高いということです。

その横の(0.4~3.4)という数字はパワーの範囲を表しています。この最小と最大の差があるほど、能力の高いエアコンであることを表しています。

消費電力(W)

消費電力の数値は、標準パワーで運転したときの消費電力を表します。冷房の場合だと、標準の2.2kWで運転しているときに430Wの電力消費をするということになります。消費電力の数字は小さいほうが節電できます。

期間消費電力量

また能力表示のなかに『期間消費電力』という項目もあります。この数値は1年間で消費する電力の目安となりますので、数字が小さいほうが省エネとなり、エアコンの性能もいいということになります。

省エネ性能

『対応する部屋の広さ』『エアコンのパワー』と確認してきましたが、省エネ性能もしっかり確認しましょう。

省エネ基準達成率

能力表示の中にある『省エネ基準達成率』も確認しましょう。この数字は省エネ目標基準に対しての達成率を表しています。この数値が大きいほど、省エネ性能に優れているということになります。

通年エネルギー消費効率(APF)

APFというのは『1のエネルギーを何倍にできるか』を表す数値で、数値が大きくなるほど省エネエアコンということになります。この数値も能力表示の項目にありますので、確認しておきましょう。

その他に必要な確認事項

能力のほかに考慮しないといけないのが、エアコンを設置する部屋の環境です。2階の部屋は屋根に近いため、夏は室内温度が高くなりやすいです。

また西日の強い部屋も夏場は暑くなりやすいです。逆に北向きに大きな窓があったり、天井が高い部屋は、冬場寒くなりやすいです。そのような部屋には、少し上のクラスの、能力に余裕をもったエアコンがおすすめです。その他にも次の点を確認しておきましょう。

・エアコンを設置するスペースの確認
・室外機を設置する場所の確認
・コンセント位置とボルト数の確認

エアコンには100Vと200Vのタイプを揃えている機種もあります。200Vのほうがパワーはありますが、コンセントが100Vの場合、電気工事が必要になるので確認が必要です。またエアコンのお掃除をクリーニング業者に依頼することを考えている場合、設置スペースには少しゆとりをもたせるようにしましょう。

エアコンの効率をよりアップさせる工夫

能力をしっかり確認して選んだエアコンは、それだけで快適さは増しますが、より快適で電気代も節約するには、まだできることがあります。エアコンの効率をよりアップさせる工夫をいくつかご紹介します。

窓対策は重要なポイント!

家の中で一番熱が逃げやすく、外気の影響をうけやすいのが窓です。最近のサッシはかなり性能もあがり、ペアガラスの家も増えました。ですが、単板ガラス(1枚ガラス)の家もまだまだ多く、住宅性能の面で遅れをとっているのが日本の住宅事情です。冬場に「窓際がひんやりする」「隙間風が入る」「結露が気になる」、また夏場に「南向きのリビングが暑い」「西日がつよい」という部屋では、室内を適温にするために、エアコンはよりパワーを必要とします。

その結果、電気代もあがり、部屋の環境によっては快適温度にならないことも。窓からの熱の出入りを減らす方法として、『内窓』『カーテン』などがあります。『内窓』はその名の通り、今ある窓の室内側に、もう一つ窓をつけます。それでは『内窓』のメリット・デメリットと、カーテンで工夫できることを見てみましょう。

内窓をつけるメリット

内窓は断熱効果が大きく、工事も簡単なことから、比較的手軽に取り入れることができます。内窓の主なメリットは以下の5つです。

【断熱効果】
今ある窓と内窓の間にできた空気層が、室内の空気の流出を防ぎ、かつ外気の影響も受けにくくすることで室内を快適に保つことができる

【結露の軽減】
結露は、冷たい外気と温かい室内の空気がふれることが原因。既存窓と内窓の間に空気層ができることで、室外と室内を隔て、結露ができにくくなる。

【遮音効果】
大きな道路沿いで車の音が気になる、飼っている犬が吠えて近所迷惑になってないか気になるなど、気になる音漏れを軽減することができる。

【UVカット効果】
リビングなどの窓際の家具やカーテンの日焼けによる劣化を軽減する。

【経済性】
断熱性能がアップすることで、エアコンに余分な負荷がかからず、電気代の節約になる。

内窓をつけるデメリット

デメリットも見てみましょう。

【コストがかかる】
内窓代+工事代がかかる。工事自体は短時間。

【窓掃除が大変】
窓が増えるので、窓掃除の手間が増える。

メリットとデメリットを見比べて、部屋に必要かどうか考えてみるのがいいですね。

カーテンで対策するポイント

内窓のメリットは多いですが、そうはいっても工事が必要なので簡単にはできないですよね。まずはカーテンで窓対策をしてみましょう。ポイントは以下の通りです。

・レースカーテン+程よい厚みのあるドレープカーテンの2重にする
・ドレープカーテンのヒダは多いほうが空気の層をつくるのでおすすめ
・ドレープカーテンの長さが短すぎていないか(床から1cm)

・カーテンレールは横までカーテンがまわる仕様がおすすめ(窓とカーテンの間の隙間をふさいで、冷気が部屋に流れ込むのを防いでくれる)

サーキュレーターを使う

冷たい空気は下に、温かい空気は上にたまります。サーキュレーターで空気を動かしてあげることで、部屋の空気を効率よく循環させ、部屋全体の温度の偏りを軽減してくれます。

室外機の直射日光対策

夏場のカンカン照りに照らされた室外機は高温になります。熱が逃げにくくなるので効率が落ち、電気代もかかってしまいます。直射日光が当たらないように、ひさしを付けるなどの工夫をしましょう。また室外機のまわりは、熱が逃げやすいよう適度な空間をとるようにしましょう。

まとめ

聞きなれない言葉や数値についてのちょっと堅いお話で、あまりワクワクするお話ではありませんでしたね。しかし、正しいエアコンの選び方を知っているのと知らないのとでは、購入後の生活の快適さと節電効果に差がでます。正しいエアコン選びで、暮らしもお財布もワクワクさせてくださいね。

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