リビング照明の基礎知識！照明の種類＆おすすめの照明の色まで紹介♪

シーリングライトは、天井に直接くっついているような形で設置されているタイプの照明です。高い位置から照らし広範囲に光が届くため、基本的にはメイン照明として使われます。明るさを調節できる調光機能や色を変えることができる調色機能が付いたもの、スピーカー付きのものやIoT対応でスマートフォンや音声で操作できるものあるため、多機能な照明器具と言えます。

天井に張り付いているような照明器具なので、視界を防ぐことがないためリビングが広く感じられます。シンプルで薄いタイプやおしゃれなカバーがついたものなどさまざまなデザインがあるので、リビングのテイストや自分の好みに合わせて選んでみてください。

シーリングファンライトは、先ほど紹介したシーリングライトに空気循環のためのファンがついた照明です。両方同時に使うこともできますが、照明だけファンだけと用途に応じて使い分ける事ができます。

シーリングファンライトのメリットは、照明としての役割だけでなく、空気を循環させることで部屋の温度を一定に保ったり、冷暖房の効率を上げたりできることです。見た目がおしゃれなため、インテリア目的で設置する人もいます。おしゃれで機能性が高く、冷暖房代の削減にも繋がる有能な照明器具と言えます。

ダウンライトは、天井に電球や蛍光灯などの光源が埋め込まれたタイプの照明です。小型な照明器具なので、補助的な照明として使われています。

一般的なダウンライトをベースタイプ。スポットライトのように光の向きを変えることができるダウンライトをユニバーサルタイプと言い、ライトの真下を集中的に照らす”集光タイプ”と光が広がる”拡散タイプ”があるので、ダウンライトを選ぶ際の参考にしてみてください。

シャンデリアとは、灯火を支える腕木が2本以上ある天井から吊り下げられた照明のことを指します。シャンデリアはラテン語で”古代の吊り灯”という意味で、洋室に合う豪華な装飾が特徴です。

女性が憧れる照明器具No.1で、リビングを彩るそのデザイン性がなによりの魅力と言えます。

スポットライトと聞くとスタジオや舞台をイメージしますが、多灯使いすることでお店のようなおしゃれさを演出したり、陰影をつけてリビングに立体感を与えてくれたりする照明です。

設置するときは、壁や天井に光が向くようにし間接光でリビングを照らすようにしましょう。光が柔らかくなるので、リラックスできます。また、テーブルやオブジェクト、手元のみを照らすように設置すると、直接光を浴びることがなく間接光でリビング全体を照らすことができますよ。

ペンダントライトとは、チェーンやコードなどで天井から吊り下げられた照明のことです。照明との距離が近いため、強い光でリビングを照らし明暗をはっきりさせることができます。リビングの印象をぐっと引き締めインテリアのアクセントになる照明です。

照らせる範囲が少し狭くなるので、それほど広くないリビングにおすすめです。また、デザイン性が高く種類も豊富なので、機能性よりおしゃれさを求める方は、ぜひお気に入りのペンダントライトを探してみてください。

フロアスタンドとは、床に置きコンセントにつないで使用する移動可能な照明です。存在感が大きくデザイン性が高いため、リビングのインテリアとしても活用できます。

淡い光でムードを作れるものやスポットライトのようにリビングを照らせるものなどがあるため、理想のリビングの演出に合うフロアスタンドを選んでみてください。

テーブルランプは、「テーブルスタンド」とも呼ばれるテーブルや棚などの台の上に置いて使用する照明を指します。補助的な照明として使われ、リビングの一部に明るさを足したり、インテリアの演出として使われたりすることが多いです。持ち運びしやすく、おしゃれな商品が多いことが特徴と言えます。

白熱電球は、ガラス球内のフィラメントに電球を発光させる電球です。1879年にトーマス・エジソンが実用化し、蛍光灯やLEDが登場するまでは照明用電気器具の主流になっていました。寿命が短く、定格電圧100Vの電球で1,000時間程度しか保たないとされています。

しかし、暖かみのある光と照射対象を綺麗に見せる効果に関しては、蛍光灯やLEDには出せない魅力があるため、デザイン性を重視している人に好まれているようです。

直管蛍光灯とは、名前から想像できるようにまっすぐな管状の蛍光灯です。水銀蒸気に電子を衝突させることで発光しています。直管蛍光灯には空気や水、器物などの殺菌ができる殺菌灯や、虫が好む色を発し捕まえるための蛍光灯などがあり、キッチンや工場などで使用されることが多いです。

電球形蛍光灯は、白熱電球のソケットに装着できる蛍光灯で、オフィスや倉庫などで使われていた直管蛍光灯を家でも使えるようにした光源です。白熱電球からの置き換えることができるため、今まで使っていた発熱電球を使った照明器具を、白熱電球のときより長く、そして1/6の低消費電力で使うことができます。

しかし、蛍光灯に使われている水銀の水銀規制により、蛍光管の生産縮小が余儀なくされているため、徐々に姿を消していくかもしれません。

LEDとは、発光ダイオードのことを言い、1970年代から実用化され始め、現在は照明器具の主力光源となっています。白熱電球や蛍光灯よりも単価は高いですが、寿命が4万時間と長く、消費電力の少ないことを考えるとトータル的には低コストな光源と言えます。

リビングにおすすめの光源タイプは、LEDです。LEDはすぐに点灯し常に一定の保つことができ、蛍光灯のように電源を入れたときに時間がかかったり光がちらついたりしたりすることがありません。また、寿命が長いため交換回数が少なくゴミを減らすことができます。

蛍光灯のように、RoHS指令で定められた6種類の人体・環境汚染物質を使用していないので、家庭だけでなく環境にも優しいと言えます。まだ白熱電球や蛍光灯を使っている方はこの機会にLEDへ変えてみてはいかがでしょうか。

電球色とは、夕暮れの太陽の光に近いオレンジがかった温かみのある色合いで、白熱電球が放つ光の色のことです。少し暗く感じる色かもしれませんが、電球色のような暖色系の照明は、脳をリラックスさせる効果があると言われています。

目の刺激が少なく、誘眠作用がある脳内物質「メラトニン」という成分が分泌するので、眠りにつく時に最も効果を発揮し目覚めた時には疲れも取れやすくなるそうです。

昼光色は、太陽の光よりも青みが強く、紹介する色の中で一番光を強く感じる色です。部屋全体をはっきり見せる効果や、覚醒感・緊張感を呼び起こし脳が活性化することで集中力を高めてくれる効果があることから、会社や工場などで多く使われています。思考力も向上させてくれ効果もあるので、仕事や勉強に集中したい時におすすめの色です。

昼白色は、太陽の光に最も近いナチュラルでさわやかな色合いで、昼光色と電球色との中間と言える色です。暗すぎず明るすぎない丁度良い明るさで、最もポピュラーな照明色とされています。心理的な効果はありませんが、まんべんなく部屋を灯してくれるのでどの色がいいか迷った時は、昼白色にすることをおすすめします。

リビング照明に適した色は、電球色と昼白色と言えます。リビングが家族がリラックスして団らんを楽しむための部屋です。そんなリビングにはリラックス効果のある電球色がベスト。

しかし、少し暗い印象を与えるため、リビングで読書や食事などをするときは昼白色が良いです。用途で色を使い分けられるように、調色機能や調光機能の照明にすることをおすすめします。