フォーカルポイントを意識したレイアウトでリビングをセンスUP♪
みなさんは「フォーカルポイント」というインテリア用語を耳にされたことはありますか?インテリアに興味がある方は専門雑誌などで一度は目にされたこともあるかもしませんね。今回はそのフォーカルポイントというものにフォーカスを当てたリビングのレイアウト術についてご提案いたします。
フォーカルポイントってなに?
「フォーカル」とは英語で「焦点」という意味です。つまりわかりやすく言うと、フォーカルポイントとは「その部屋の中で最も視線が集中する場所」のことです。例えば日本家屋であれば和室の「床の間」、西洋建築ならば「暖炉」のように、室内に入った時、無意識にパッと目に入る場所がありますよね。
お部屋づくりの際には、そのようなフォーカルポイントを意識することで室内全体がセンスのよい空間になり、安定感を感じさせる居心地のよいリビングにすることができます。
フォーカルポイントの役割
フォーカルポイントの役割とは具体的にどういったものでしょうか。主に考えられるのは次の3つです。
空間を広く見せる
室内に入った時、一番最初に目線が行くのは「入り口から最も遠い対角の位置」だと言われます。フォーカルポイントによって無意識のうちに部屋の奥へと視線を誘導することで、目の錯覚により部屋の奥行き感が増したように感じます。
そのため、空間を実際より広く見せる効果が生まれるところがメリットですね。
空間にアクセントをつける
まとまりのないレイアウトでは、どうしても視線の先が定まらず雑然とした印象になりがちです。
しかし、部屋の中にアクセントとしてのフォーカルポイントを作ることで、たちまち引き締まったメリハリのある空間として印象づけることができ、洗練された雰囲気も演出してくれるでしょう。
目隠し効果
家族が集うリビングにはさまざまな物があるため、どうしてもごちゃごちゃとした印象になりがちですよね。
そんな時でもフォーカルポイントを作って視線をそこに集中させることで、雑多な物が目に入りにくくなり生活感を少なくするという目隠し効果が期待できます。
フォーカルポイントのあるリビングづくり
こちらではフォーカルポイントを意識したリビングづくりについて、いくつかのアイデアをご提案いたします。
フォーカルポイントどこに作る?
フォーカルポイントは人の本能行動により、入り口から最も遠い対角の位置に作るのが基本です。
リビングに入った時に向かい側にあるコーナーや壁面に飾り棚を置いてみたり、印象的なインテリアアイテムを飾ったり…。
その際に気をつけることとしては、部屋全体で見ると手前は低く、奥を高く配置することで広がりが生まれます。
さらに、フォーカルポイントのインテリアアイテムに高・中・低という3種類の高低差をつけ、三角形に飾ることで心地よい安定感のある印象のリビングになると言われます。
どんなアイテムが使える?
フォーカルポイントとしてどんなアイテムを取り入れるとよいでしょうか。一例として次のようなアイテムをご提案いたします。
アート
広い壁面を活かしたフォーカルポイントとして、絵画や写真、タペストリーなどのアートを取り入れてみてはいかがでしょうか。
それらを飾る時は、絵などの中心部が床から140~150㎝程度の高さにすることで自然と目線に入りやすくなります。
大きなものを一点飾るのもよいですが、複数を組み合わせて飾る方法もあります。
例えば、中心を揃える「串の字型」や下端を揃える「行列型」同じサイズのものを田の字に飾る「田の字型」など、お好みで工夫してみてくださいね。
観葉植物
大きめの観葉植物は置いておくだけでインパクトがあり、フォーカルポイントとしてぴったりです。
小さめの観葉植物の場合は、いくつかを組み合わせて高低差をつけ立体的に配置したり、吊り下げハンギングでおしゃれに飾ってみるのもおすすめです。
照明
リビングに心地よい温かみを与えてくれる照明もフォーカルポイントとして使えます。中でもフロアスタンドは置く場所を自由にアレンジできるのでおすすめですよ。
リビングに隣接したダイニングキッチンにはデザイン性のあるペンダントライトをチョイスするのもいいですね。
ミラー
おしゃれなデザインのウォールミラーや大きなスタンドミラーをフォーカルポイントとして使うこともできます。
室内にミラーをレイアウトすることで狭めのリビングでも空間に広がりが生まれるのが魅力です。
収納家具
キャビネット・シェルフ・コレクションボードなど、棚の上やガラス扉の中にお気に入りの小物やコレクションをディスプレイできる家具をレイアウトしてみてはいかがでしょうか。
四季折々の季節感のあるアイテムを飾って楽しむのも素敵ですね。
アクセントクロス
可能であれば、思い切って壁の一面だけにアクセントクロスを貼ってフォーカルポイントにしてみてはいかがでしょうか。
空間にメリハリが生まれ、視線が自然にそこに行くので注目度がアップします。
窓
リビングに大きな窓があれば、その窓をフォーカルポイントにすることができます。
その場合は部屋の入り口からの抜け感を演出するために、周囲に置くキャビネットやテレビボード、ソファなどの家具は高さが低いものをお選びくださいね。
イメージとカラー選び
フォーカルポイントを考える上で、まずはどんなテイストのリビングにしたいのかを決定しましょう。そしてそのイメージに合った素材やカラーで統一感を出すことが大切です。
さらに季節感も考慮してみてください。その上で差し色としてインパクトのあるアクセントカラーを取り入れることで、フォーカルポイントとしてグッと視線を集めることができるでしょう。
まとめ
フォーカルポイントを意識したレイアウトについてご提案いたしましたが、いかがでしたか?ご自宅のリビングのレイアウトについて具体的なイメージが湧いたでしょうか。いつもの見慣れたリビングを、フォーカルポイントの観点からお客様目線で眺めてみると、意外と今まで気づかなかった改善点が見つかるかもしれませんよ。みなさんもフォーカルポイントを上手に取り入れたお部屋づくりに、ぜひチャレンジしてみてくださいね♪
おすすめの商品
リビングのフォーカルポイントづくりに役立つCOVEARTHおすすめの商品を5点選んでみました。ご参考になりましたら幸いです。
上質な 天然木マホガニー材 北欧ヴィンテージ風リビング収納シリーズ シェルフ
フォーカルポイントづくりにこんなおしゃれなシェルフはいかがですか。上品ですっきりした北欧デザインであなたのリビングをセンスアップしてくれますよ。マホガニー材の天然木化粧仕上げなので、高級感があり輝くような美しい木目も楽しめます。お気に入りのコレクションを並べてみんなの視線を集めてみませんか?シリーズで揃えても素敵ですね。
お部屋のインテリアに少しの遊び心を ネルソン アイ クロック
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お気に入りを魅せて美しく収納 ガラスコレクションコーナーボード
お部屋のコーナーをフォーカルポイントとしてレイアウトするときにぴったりなのが、こちらのガラスのコレクションボードです。開閉はマグネット式で出し入れ簡単♪ガラス棚は吸盤付きなのでずれを防いでくれます。安全な強化ガラス製だからあなたの大切なコレクションを安心してディスプレイすることができますよ。デッドスペースを活かしつつ、生活に輝きをプラスしてくれるアイテムとしておすすめします。
ワンランク上の優雅さ アルネ・ヤコブセン スワンチェア ファブリックタイプ
デンマークのデザイナー、アルネ・ヤコブセンデザインのスワン・チェアをレイアウトすることでフォーカルポイントづくりをしてみませんか。優雅な白鳥を思わせるデザインで、座面はぬくもり感のあるカシミア混合ウールのファブリック仕様。ゆったりとした形状で座り心地も◎全8色の中からお部屋のイメージにぴったりのカラーをお選びくださいね。
エルム古材の木肌が個性的でオシャレ 大きめサイズで使い方いろいろ スタンドミラー
このようなスタンドミラーをリビングのフォーカルポイントとしてレイアウトしてみるのもいいですね。エルム古材のもつ独特の質感がどこか懐かしさのある優しい雰囲気を醸し出していますね。ひと味違うおしゃれな空間にするだけでなく、大きめサイズなのでお部屋を広々と見せてくれます。存在感バツグンのミラーをあなたのリビングにもいかがですか。