リビングが映える無垢材はいかが？おすすめ家具とお手入れ法もご紹介

「無垢」とは「混じりけのない素材そのもの」という意味です。つまり、無垢材とは「丸太から切り出した原木を乾燥させ、必要な形や大きさにした木材」のこと。

それではその特徴とはいったいどういうものでしょうか。まずはその魅力についてご紹介いたします。

無垢材の魅力と言えば何といってもこちらです。天然木だけが持つ自然で美しい木目や色合い、あたたかな肌触りが魅力ですよ。

唯一無二の造形美が深い味わいを生み出すとともに、風合いはもちろん木本来の香りを楽しむこともできますね。安らぎ空間であるリビングの家具として最適だと言えるでしょう。

無垢材で作られたリビング家具は、使い込むほどに一層その趣きを深めていきます。

特に無着色のものは、長くお使いいただくほどに色味に深みが生まれ、艶を増していくという経年美化を味わえます。

無垢材は調湿性に富んでいます。そのため、夏は水分を吸収することで湿度を下げ、逆に冬は水分を放出することで乾燥を防いでくれます。

リビング空間を快適にするための一助として役立ってくれるでしょう。

1本の丸太から取り出せる無垢材は多くはありません。そもそも製品化するまでに乾燥する工程が必要となってくるため、その分時間や製造コストがかかります。

そのため、どうしても価格が高めになってしまい、特に大きな1枚板の無垢材は、貴重な太い丸太からしか取り出すことができないため大変高価となります。

無垢材は調湿性があるというメリットがありますが、反面、湿気の吸収・放出による膨張・収縮の繰り返しによって、湿気による反りや乾燥によるひび割れなどが起こる可能性があります。

こうした反りやひび割れを起こりにくくするための対策については、次のお手入れ法の中で解説いたします。

無垢材は本来丈夫な素材なのですが、無塗装のものは特に水分汚れに弱いという側面があります。

日常のお手入れとしては、シミを作らないためにもこまめに乾いた布で拭き取り、汚れを持ち越さないように注意しましょう。乾拭きで取れない汚れがあれば、固く絞った布で水拭きした後、乾拭きで仕上げてください。

無垢材の肌触りや艶を保つため、定期的にオイルまたはワックスを塗ることをおすすめします。

数か月に一度のメンテナンスを行うことで無垢材を傷や汚れから守ってくれ、美しさを維持しながら使用することができます。

お気に入りの家具に反りやひび割れが起こるとショックですよね。大切な無垢材の家具にダメージを与えないように、次のような対策をされることをおすすめします。

★直射日光の当たらない場所に配置する。
★エアコンやストーブの冷・熱風が直接当たらない場所に設置する。冬は乾燥を防ぐため加湿器を使用するとよい。
★無垢材のテーブルなどにマットやクロスを敷くときは、通気性のよくないビニール製などは避け、木材の呼吸を妨げない素材でできた物（布製など）を選ぶ。

オイル塗装の無垢材の場合、細かい傷であれば自分で修復することは可能です。その方法は
1．修復部分をきれいにした後、目の粗いサンドペーパーを木目に沿って軽くかける。（削りすぎに注意）
2．削ったところをきれいに拭き、乾燥後オイルを薄く塗る。
3．乾いた布で余分なオイルを拭き取り乾燥させる。
以上でOKです。

ただし、着色している無垢材の場合は色落ちの恐れがあるほか、ウレタン塗装仕上げのものは自分で修復することが難しいことがあるので、まずは専門業者に相談することをおすすめします。

「柾目取り」（年輪に直角に切断すること）の時に現れる「虎斑模様」が特徴です。強度に優れ加工しやすい木材です。

世界三大銘木のひとつとして知られています。高級感のあるダークブラウンの重厚な木目が特徴です。衝撃に強く狂いが出にくい木材です。

節が目立たないやさしい木目が特徴で、淡い紅褐色をしています。やわらかく加工性に優れていて、年月とともに色の変化が楽しめます。

強くしなやかな木材で加工しやすく、表面仕上げも容易にできます。年輪がはっきりしているのが特徴です。

硬く粘りがあり、衝撃にも強く耐久性に優れます。落ち着いた高級感のある木目が特徴です。