アタ（あた） - 用語辞典（ダイニング）

インドネシアに自生するシダ科の植物です。主に、バリ島トゥガナン村 の伝統工芸品で、籠製品に多く用いられています。

アタ植物の茎の部分を裂いて、それを一つ一つ手編みで形づくられ、形が出来上がった物から順番に天日干しをして乾燥させ、色つけと虫除け・防カビ・耐久性を高めるためにパームシュガーを塗り、ココナッツの殻をチップにしたもので燻し、アタ植物をより強固なものにします。アタを使用した製品は、蒸されたパームヤシの香りが特徴的で、アジアの代表的な籠製品です。アタ製品は、３〜４種類のアタの細さに分けられ、一般的に一番細いアタで編まれた物が高価なもの とされています。