【部屋別】ジャパンディスタイルを取り入れる方法

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カヴァース編集部

「ミニマルながらゆったりとくつろげるジャパンディスタイルを、自宅に取り入れたい」という人も多いだろう。シリーズ最終回となる本記事では、ジャパンディスタイルのポイントを踏まえ、部屋別の実例をご紹介する。リビング、ダイニング、ベッドルームの順番で、ジャパンディスタイルの具体的な取り入れ方を見てみよう。

リビング

まずはリビング。家族が集い、友人を招いた時も家の象徴と言える空間だけに、見栄えも居心地も良い空間を作りたいところだ。それだけにジャパンディスタイルの基本に立ち返り、まずはきれいに片付けて、家具や小物を厳選することが第一歩となる。

ジャパンディスタイルのリビングに好相性なのが、ニュートラルカラーの木製ローソファだ。ソファカバーにはアイボリーやベージュ、グレーといった控えめな色をチョイス。自然の温もりを感じさせるファブリック製を選べば失敗がない。フレームが木製で、落ち着きを感じさせるロータイプなら王道のジャパンディスタイルだ。スタイリッシュなイメージを演出したいなら、細身の脚を選ぼう。

リビングテーブルやリビングキャビネットなども、木製が良いだろう。ソファに合わせてロータイプにすると統一感が出る。カーテンやブランケット、クッションなどのファブリック類にも天然素材(綿、リネン、ウールなど)を合わせる。

ベースカラーをニュートラルカラーで統一したら、アクセントカラーをプラスしよう。クッションやアートなどの飾り物だと取り入れやすい。前述した和の伝統色の他、北欧インテリアでよく使われるパステルカラーを合わせても良い。淡い色は強い印象を与えないため、失敗しにくく初心者にも挑戦しやすいだろう。

家族が集まる分雑然としがちなリビングだが、ジャパンディの肝はミニマルさ。なるべく余白を残し、クリーンな空間を保とう。すぐに片付けられないものを入れておく、一時置き場を作ると散らかりにくくなる。

ダイニング

次は「ダイニング」。まずはダイニングの中心である、ダイニングテーブル&チェアから考えてみよう。素材は、やはり木材。家族や友人と食卓を囲んでヒュッゲな時間を楽しむためにも、木の温もりは欠かせない。特に天然木製のダイニングセットは、表情豊かな木目を楽しめる。オーク材のような明るいトーンの木材で作られたものであれば、ジャパンディらしさを強調できるだろう。天然木を切り出したままの「無垢材」を使ったダイニングセットもおすすめである。

ダイニングテーブルを照らす照明のシェードにも、ぜひ天然素材を選んでほしい。定番の木材だけでなく、和紙や竹が使われているモノも良いだろう。北欧デザインの中から選んでも、違和感なく馴染む。北欧デザインにはスタイリッシュなアイテムが豊富なので、チェックしてほしい。こちらもニュートラルカラーを合わせるのが無難だ。

「ミニマルさを意識しすぎて無難にまとまりすぎてしまった」と感じたら、ダイニングテーブルにも植物を飾ろう。観葉植物はもちろん、季節の花や枝ものでも良い。ジャパンディに取り入れにくいビビッドカラーも、花の色なら取り入れやすい。季節ごとに取り替えれば、四季の移ろいを身近に感じられる。

ベッドルーム

最後は「ベッドルーム」。ここでもできるだけモノを少なくし、リラックスできる落ち着いた空間を作り上げることが重要だ。メインとなるベッドには、ロータイプを選ぶ。脚のないフロアタイプなら、布団のような感覚で使えるだろう。ベッドフレームは、もちろん木製。

そしてもう一つのポイントは、直線的であることだ。ベッドボードを含め、ベッドフレームは直線で構成されたものを選ぼう。直線的なデザインが、ジャパンディらしいミニマルさを醸し出す。ベッドだけでなく、ベッドサイドテーブルやスタンドライトなど他のアイテムにも直線デザインを選ぶと良い。

寝室のイメージを左右するベッドのカバーリングには、ニュートラルカラーの天然素材を。ファブリック類に遊び心をプラスしたい場合は、起毛素材のラグなどを合わせても良い。ピローケースやベッドスローにも個性的な風合いを持つアイテムを選べば、程よいコントラストが生まれるだろう。北欧デザインでよく使われる幾何学模様を取り入れても面白い。

なお寝室のコーディネートでも意識してほしいのが、空間の余白である。モノを置きすぎず、装飾しすぎず、シンプル&クリーンな空間作りに徹してほしい。

居心地の良い空間作りを叶えてくれる、ジャパンディスタイル。日本と北欧の要素をミックスさせたことで、ミニマルだけではない奥深さを感じさせる。新しいのに、懐かしい。そんなジャパンディの新鮮なエッセンスを取り入れて、スタイリッシュなリラックススペースを作ってみてはいかがだろうか。

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