第3話:マルイチセーリングが自信をもって取り揃えるソファシリーズ

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カヴァース編集部

魅力的な商品を世間に発信し続けてきたマルイチセーリング。現在3代目である小林一朗社長は、2013年に社長に就任すると、更なる飛躍を目指し、新たな事業を創出。コントラクト事業(ホテルや物件案件を主軸とする卸)や大手ハウスメーカーとのタイアップ、さらには海外戦略など「モノからコト」へのマーケティングとITを重視した戦略をとり、現在は中小家具店へのコンサルティング事業へも着手している。ここからは、マルイチセーリングが自信をもって取り揃えるソファシリーズをいくつかご紹介する。

「ハイ」「ロー」の切り替えが可能な「LIFE-ライフ-」

背もたれをシーンに合わせて「ハイ」と「ロー」に切り変えできるのが特徴のソファ「LIFE-ライフ-」。ローバック、ハイバックをいろんなシーンに合わせて、背もたれの両サイドのパイプを前後させるだけで簡単に変更できるモーションソファ。アーム部は流れるような洗練されたデザインに加え、横幅を抑えたコンパクト設計で座面の有効スペースを最大限に確保することでゆったりとしたくつろぎを実現する。


本体は国産ヒノキ合板の木枠構造。テンション材はウェービングテープ仕様で座クッションはMDIウレタンフォームをメインとした積層ウレタンを使用し、高耐久でしっかりとしたラバーライクな感触で、耐圧分散性があるため、長時間座っていても疲れにくいのが特徴だ。付属品のボルスタークッションはフェザー100%で非常に柔らかく、座り心地抜群。カバー生地は本体に合わすことはもちろん、アクセントカラーを選べば、遊び心満点の家具がリビングに彩りを加えることもできる。


対応生地もファブリックから本革(本革の場合は張り込み仕様)まで豊富に取り揃えている。全てフルカバー仕様で座面などのクッション部分はもちろん、本体部分もカバーになっており、取り外しが可能。ほとんどのカバーがウォッシャブル対応生地で家庭でも洗濯機で洗えることができ、メンテナンスも簡単だ。

このモデルは「1人掛け両肘ソファ」と左右どちらかに肘がある「肩肘ソファ」、肘なしの「アームレスソファ」肩肘の「シェーズロングソファ」とラインナップも豊富に揃えており、ライフスタイルや間取りに合わせて、自分たちらしい組み合わせでカスタムをすることが可能となっている。

“ゴロ寝やあぐらをかいてくつろぐソファ”「ALBA -アルバ-」

次は「ALBA -アルバ-」というモデル。経年変化の味わいを楽しめる天然素材ソファだ。「ゆったりとした掛け心地=ごろ寝やあぐらをかいてくつろげるソファ」がコンセプトで、座面スペースを広く取ることでゆったりとしたリッチな座り心地を実現した開放的でダイナミックなソファとなった。空間を圧迫しない低めのプロポーションで設計されている。座面の高さは36センチと通常ソファと同じだが、背もたれと肘は低めのデザイン。レッグ部分は取り外し可能なので、外すと24センチのローソファとしても使用できる。元々は脚のないローソファとしてデザインされたもののため、取り外しても違和感はない。

張地素材は「MARUICHI Patinaシリーズ」ならではの経年変化を味わいとして、雰囲気や好みに合わせて選べる。レザー生地は広大な北海道で育てられた牛の厳選された原皮を使用したオイルレザー。表面に塗装をしないのでごわつきがなく、しっとりとしたしなやかな肌触りで天然の質感をそのまま生かした。また、使うことで深みが増す色艶や柔らかくなって馴染んでいく感触など、経年変化を味わえる素材となっている。それ以外でも岡山県井原地区のブラックデニムとインディゴデニム、麻織物産地の近江地区のリネンを用意している。デニム生地は使い込むことでビンテージ感が味わいに。リネンは吸湿性、放湿性、熱伝導性など、天然素材の中でも最も優れた素材と言われ、強度もあるため、使い込むほどに生地本来の柔らかさが進み、感触や風合いが味わい深くなっていく。

フレキシブルなシステムソファ「STILE -スティーレ-」

リクライニングソファの新しいカタチ「STILE -スティーレ-」。本体は国産ヒノキ積層合板を使用し、リクライニング部分にはスチールフレームを使用している。リクライニング時に背クッションと座クッションの腰部に隙間が開きにくい特許技術「スライドフィット」を採用し、快適な座り心地が可能となった。リクライニングはレバーなどの操作は一切なく、背もたれに体重をかければ、必要な分だけ倒すことができ、好みの角度に調整できる。逆に、起き上がれば背もたれも一緒についてくる仕組みだ。

クッション材は座面に吸湿発散性に優れた超高密度の「コンフォートクライメイトフォーム」を使用。寝具にも使われている上質な素材で、独特のモチモチとした感触に定評がある。モールドチップウレタンの積層構造により安定した座り心地を実現した。

背面クッションには柔らかい感触と復元性に富み、さらに丸洗い可能なマイクロファイバー綿「ダクロンメモレル」を使用。枕の中材としても使用されている超極細繊維のマイクロファイバー素材で、柔らかな感触に加え優れた弾力性と回復力を持ち、体の動きに合わせてフィットする。

設計は脚高12センチで圧迫感のないスッキリとしたデザインで、お掃除ロボットにも対応。フォルムを際立たせるパイピング仕様となっている。また、基本フルカバーリングだが、リクライニング部分の本体のみ張り込みとなっている。

多彩な座りが演出できる「LIBERA -リベラ-」

背もたれの位置が自由自在のモーションソファ「LIBERA -リベラ-」は、全てのパーツがカバー仕様。座面にあるスリット(隙間)に合わせて、背もたれを自由に好きな位置に動かせるのが最大の特徴だ。縦、横はもちろん、コーナーを利用して斜めにもセットできる。生活シーンに合わせて、360度さまざまな方向や座り方のアレンジも可能。座面は硬めでしっかりとした座り心地。あらゆる方向からも均一な座り心地になるようテンション材はバネやベルトを使用せず、板座仕様としている。板座の場合は特にウレタンの構造が重要だが、同社はウレタンの加工技術に絶対的な自信を持っており、快適なライフスタイルが実現可能だ。


本体は国産ヒノキ合板の木枠構造。座クッションはMDIウレタンフォームをメインとした積層ウレタン構造で、背クッションには超極細繊維のマイクロファイバーを使用している。

マルイチセーリングのこれから

このような魅力的な商品を世間に発信し続けてきた、マルイチセーリング。現在3代目である小林一朗社長は、2013年に社長に就任すると、更なる飛躍を目指し、新たな事業を創出していく。コントラクト事業(ホテルや物件案件を主軸とする卸)や大手ハウスメーカーとのタイアップ、さらには海外戦略など「モノからコト」へのマーケティングとITを重視した戦略をとり、現在は中小家具店へのコンサルティング事業にも着手している。

また、同社のフィロソフィーを全世界へと浸透すべく国際化も進めている。お隣の韓国だけでなく、過去にはミラノサローネにも出展するなどして、少しずつではあるが、海外からのオーダーも増えてきた。エンドユーザーの快適性、永く愛用していただける品質性を兼ね備え、そして生活空間のすべてを創造する「ライフスタイルファクトリー」の本質をこれからも追求していく。マルイチセーリングの夢に終わりはない。

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