【シーリーのベッド×ダスティグリーン】寝室が大好きな中学生姉妹のメリークリスマス!

  • URLをコピーしました!

カヴァース建築部

寝室は心身を休める眠りのための空間、そう考える方も少なくないでしょう。一方で、世界最高レベルの眠りのブランド・シーリーが生まれたアメリカでは、寝室を眠るためだけに使う部屋とは考えないようです。一説には、睡眠だけではなく、寝室で過ごすくつろぎの時間を大切にする人の多い国ほど、シーリーのベッドのシェアが高いとも言われています。

今回想定する主人公も、寝室という空間が大好きで、いつの間にかこの部屋に集まってしまう中学生姉妹とその両親。ピックアップするのは、重厚なダークカラーと直線的でスタイリッシュなデザインが美しいシーリーのベッドです。季節はクリスマスシーズン、子どもっぽくなってしまいがちな季節のインテリアを、トーンやカラーバランスに注目してスタイルアップ。シーリーのベッドが放つ美しい存在感を生かしたコーディネートを考えてみましょう。

「ママー!ねぇ、オーナメントはこの色でいいの?ちょっと見てよ」
「お姉ちゃん、大丈夫よ。だってくすんだグリーンならOKって、ママが言っていたもの」

目下、寝室の飾り付けに励んでいるのはこの家に暮らす中学生の姉妹。この部屋の主役であるシーリーのベッドの横に据えたもうひとつの主役・クリスマスツリーに飾るオーナメントの色を選んでいる姉と、壁や部屋の隅にストリングライトをつけている妹の二人です。妹が小学生低学年だった頃、シーリーのベッドのあるこの部屋はもっとカラフルで、子どもと一緒に過ごす家族のクリスマスらしい賑やかさにあふれていました。妹が中学生に上がった今年は、カラーやトーンを合わせることで、中学生姉妹も憧れるようなセンスの良いおしゃれなクリスマス空間にしようと、母親が提案。家族でそれぞれコーディネートすることになったのです。


家具のレイアウトを担うのは力持ちの父親。まずは寝室の中央に、みんなが集まるこの部屋を象徴するシーリーのベッドを配置しました。シーリーのベッドは、スタイリッシュなデザインに重厚なダークカラーで、寝室をランクアップしてくれる逸品。姉妹が生まれるずっと前、このシーリーのベッドに合わせて壁や窓などの内装をリフォームしたというほど、夫婦が惚れ込んだベッドです。シーリーのベッドが持つ直線的でスタイリッシュなデザインにリンクさせるため、壁や天井にはクラシカルなエッセンスも加えるモールディング、重厚なカラーとバランスをとるため、窓にはブラックのフレームを施しました。

シーリーのベッドにグリーンとゴールドのカバーを合わせてクリスマスらしいコーディネートに

「飾り付けも順調みたいだね。ツリーもライトも、淡いグリーンカラーの壁にとてもよく映えているよ。この壁の色はね、シーリーのベッドが引き立つようにママと選んだ色なんだ」
「パパ、これダスティカラーって言うんだよ。ただ薄いってだけじゃないでしょう」
「フロアのにもリンクするオーナメントの色もグリーンがかったブロンズを中心にしているから、ツリーのグリーンに溶け込んで一体感が出るし、シーリーのベッドみたいに壁とのコントラストも一層高くなるんだよね、お母さんが言ってた」

インテリアスタイルにこだわる母親からの指示は、シーリーのベッドを中心にデコレーションをダスティなトーンのグリーンで揃えること。デコレーションを終えた姉妹は、ファブリック類を選び始めました。シーリーのベッドに淡い若草色のベッドカバーに濃いめのグリーンのベッドスローを合わせてアクセントをつけたのは妹のアイデア、クラシカルなパターンが効いたグリーンの円形ラグは姉のチョイスです。

シーリーのベッドのある空間、線の細い窓のフレームと同じく、重さを感じさせずほど良く空間を引き締めるブラックカラーは、サイズの小さいサイドテーブルや、暖炉前に置いたフレーム構造のサイドテーブルに散りばめて。シーリーのベッドを中心にバランスよくレイアウトするのがコツだと父親は話します。

シーリーのベッド周りをクリスマスツリーやリースなどでデコレーションしてホリデーらしい華やかさを

「わぁ、とっても素敵!グリーンのトーンを合わせたのね。ツリーもとってもいい感じじゃない」
ブレイクに母親が4人分のコーヒーを持って来ました。シーリーのベッドを中心にしたコーディネートの出来栄えをひと目で気に入ったようですが、その表情はやがて何かが足りないという表情に変わりました。
「ママ、何かつまらないって思っているでしょう?」コーヒーを飲みながら妹が口火を切りました。

シーリーのベッドが引き立つ淡い色合いの空間にトーンを合わせたグリーンの濃淡、ブラックを散りばめてメリハリをつけた空間ですが、妹が言い当てた通り、母親はもうちょっとクリスマスらしい華やかさや、ホリデーらしいゴージャスな何かが欲しいと考えていたのです。ストレージから取り出したのは、ゴールドのアイテムたち。3連の円が踊る個性的なデザインの照明や、ホワイト地にゴールドのラインが入ったピローなど、ホリデーシーズンにぴったりな華やかなきらめきを加えました。

「おぉっ!シーリーのベッドをモダンスタイルに合わせていた頃に使っていた照明だね。このスタイルにも合うんだ!ぐっと華やかになるね」と父親。
「ママ、素敵!ダスティなトーンだけだとちょっと暗い感じだったけど、一気に高級感が出るわ」と姉。
「わかったわ!ママが感じてること。シーリーのベッドを中心にトーンを抑えてもクリスマスらしい賑やかさを主役にする。それならこれも…」妹は母親が加えたゴールドに合わせて、サイドテーブルにゴールドのキャンドルホルダー、暖炉の上にゴールドの星を添え始めました。

暖炉の上にも小さなクリスマスツリーを飾りシーリーのベッドに合わせてモスグリーンの円形ラグを配置

母親の感覚を代弁した妹の言葉に促されるように、父親はゴールドのオーナメントを散りばめたクリスマスリースをシーリーのベッドのヘッドボード上に飾り、姉はフロアとのコントラストをつけるためモノトーンのペーパーでラッピングしたギフトボックスをツリーの足元に無造作に並べています。

「できあがり!とっても素敵なホリデースタイルに仕上がったわね。シーリーのベッドもよく引き立っているわ!こんなお部屋なら、あなたたちもまたここでクリスマスを過ごしたいと思えるんじゃない?」

シーリーのベッドがあるこの寝室が大好きで、夕食と入浴を終えたらいつの間にかここに自然と集まる4人家族。彼らにとってここはくつろぎのセカンドリビングです。中学生という多感な時期を迎えると、季節に合わせたコーディネートをどこか子どもっぽく感じられて、敬遠してしまいがち。この母親のように、カラーバランスに注目してトーンを抑えてコーディネートすれば、シーズンらしい華やかさや賑やかさも、姉妹の憧れに変えることができます。

さて、ブレイク中の4人はまだ談笑しています。シーリーのベッドがある寝室で、どうやらこのままくつろぎの時間が始まるようです。