【不朽の名作を一挙に紹介】憧れのル・コルビジェソファをお部屋に

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カヴァース編集部

建築家の方やインテリア好きなお洒落さんなら誰でも一度は耳にしたことがある「20世紀の巨匠ル・コルビジェ」。近代建築だけではなく彼が設計した家具は非常に評価が高く、時代を超えて世界中でなおも愛され続けています。「いつかは部屋にル・コルビジェのソファを置きたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ル・コルビジェの不朽の名作を一挙に紹介していきます。

また、こちらのyoutube動画でもご説明しておりますので、是非チェックしてください♪

ル・コルビジェとはどんな人?

「いかにしてル・コルビジェソファが誕生したのか」そのルーツを探るために、20世紀で最も偉大な建築家の巨匠ル・コルビジェの経歴を振り返っていきます。

ル・コルビジェの経歴

ル・コルビジェは1887年、時計職人の父とピアノ講師の母との間に生まれました。家業を継ぐはずでしたが弱視のため断念、画家を目指して美術学校に進学します。そして、在学中に彼の隠れた才能を見出した校長の勧めで、建築の道を歩み始めました。

卒業後はパリに行き鉄筋コンクリート造の先駆者オーギュスト・ペレの事務所など著名な建築家の元で本格的に建築を学び、1920年代には近代建築の旗手として活動しています。この頃から建築以外の家具や絵画、都市計画など様々な分野で多彩な才能を発揮し始めます。

1928年に発表された『LCシリーズ』は家具の歴史に大きな影響を与えたと高い評価を得ました。

作品の特徴

ル・コルビジェ作品は、彼が設計してきた建造物と同様に直線美が際立つデザインが特徴的です。無駄な装飾や奇抜なデザインなどとは無縁で、『究極のシンプル構造』といえるでしょう。

そのなかで座り心地の良さや使い勝手の良さなど機能性も考慮されており、時代・年代を問わずに人々を魅了し続けています。シンプルながら圧倒的な存在感で、お部屋の雰囲気をグッと引き上げてくれます。

代表作を紹介

ここからは、カヴァースおすすめのル・コルビジェソファのリプロダクト商品を紹介していきます。あなたのお気に入りの1脚を一緒に探してみましょう。

建築家の巨匠 ル・コルビジェ ソファ LC2 2人掛けタイプ

一度は誰でも目にしたことがあると言っても過言ではない、ル・コルビジェのLCシリーズでも人気が高いLC2ソファです。直線的かつレザーとスチールの絶妙なバランスで設計されたソファは、まさに20世紀のマスターピースのひとつです。

見た目の美しさだけではなく座り心地にもこだわっており、3層構造ウレタンをベースに上質な羽毛をふんだんに使用しているので、座った瞬間包み込まれるような快適な心地よさを体感していただけます。カラーはブラック、ホワイトの全2色。どちらのカラーもモダンなお部屋にピッタリです。

使うほどに深みがでる本牛革を使用 ル・コルビジェ LC5 デイベッド ソファ

オリジナルが世界に1脚しかない希少価値の高いデイベッドソファです。ル・コルビジェ自身が自分のアパートで昼寝をするために作ったといわれています。直線的で無駄のないデザインのため、設置するお部屋を選びません。フレームがステンレス製なのでサイズの割に圧迫感が生じにくく、スタイリッシュな印象を与えてくれます。

座面にはイタリア製の上質なレザーを使用しており、座り心地・寝心地ともに最高に気持ちが良いです。本革独特の滑らかな肌触りと風合いを存分にお楽しみください。カラーはブラック、ホワイト、ブラウン、ダークブラウン、レッドの全5色(オイルド仕上げは全4色)。

スタイリッシュなお部屋を演出 ル・コルビジェ LC7 スイヴェルチェア

スタイリッシュなデザインで上質な空間を演出してくれるスイヴェルチェアです。美しいデザインでありながら座面が回転する機能性も持ち合わせているので、立ったり座ったりの動作もしやすくダイニングチェアにピッタリです。座面にはイタリア製の上質なレザーを使用しているので、革のすべらかな肌触りをお楽しみいただけます。

また時を重ねることで味のあるチェアに変化していくのも魅力のひとつですね。カラーはブラック、ホワイト、ブラウン、ダークブラウン、レッドの全5色(オイルド仕上げは全4色)。

モダンデザイン ル・コルビジェ LC1 スリングチェア レザータイプ

小ぶりの椅子ながら空間のアクセントとして重宝されるスリングチェアです。フレームから繋がる1本の軸によって支えられており、背面部分が固定されていない特徴的な設計になっております。

座る人に合わせて背面が傾き長時間座っていても疲れにくいです。20世紀にここまで人間工学的な発想で機能性を追求した椅子は他に類を見ず、ル・コルビジェの偉大さを物語っているチェアといえます。座面は本革・ポニースキンの2タイプからお選びいただけます。

洗練された美しさ ル・コルビジェ LC4 シェーズロング

”世界最高デザインの休憩椅子”といわれおり、デザイン性・機能性共に非常に優れた椅子です。ステンレスにこだわりをもっていたル・コルビジェの意志がデザインに強く反映されており、溶接のない滑らかなフレーム部分がなんとも美しいです。細かく体重を分散させるように計算し尽くされた構造になっているので、使う人にいつでも最適なフォームを提供してくれます。

一度腰掛けると実感していただけますが、まるでゆりかごに揺られているような心地よさがあり、極上のリラックスタイムを演出してくれます。座面は本革・ポニースキンの2タイプからお選びいただけます。

ル・コルビジェソファのお手入れ方法

次に、ル・コルビジェソファを長く美しい状態でお使いいただくためのお手入れ方法を紹介していきます。

普段のお手入れ

普段のお手入れは、ソファ表面のゴミや埃を取り除く程度でOKです。また時間があれば優しく撫でるようにソファ全体を乾拭きしてあげると、より効果的に汚れを落とすことができます。

★ポイント
乾拭きの際はコットン100%などの柔らかい布を使いましょう。ざらざらした布やタオル生地などを使用すると革の表面を傷つけてしまう恐れがあります。

定期的なお手入れ

次に定期的なお手入れ方法をみていきます。本革は最低でも年2回、できれば季節毎に定期的なお手入れをしてあげるのが理想的です。

①ゴミや埃を取り除く

まずソファに付着しているゴミや埃を取り除きます。掃除機を使用する場合は、ヘッドに柔らかいブラシ付きのアタッチメントを使うと革を傷つけることなく隅々までお掃除ができます。目につく大きなゴミが取り除けたところで固く絞った布で水拭きしておくと、表面についた皮脂汚れや手垢まで綺麗に落とせます。

②専用クリーナーで表面を拭きあげる

レザークリーナーという専用のクリーナーで表面を丁寧に拭きあげます。専用クリーナーをスポンジにつけて、汚れが目立つところを中心に優しく擦っていきます。

★ポイント
スポンジで擦るときは優しく円を描くようにクルクル擦るのがポイント。汚れを落としたい一心で力強くゴシゴシ擦ってしまうと、逆にシミの原因になってしまう恐れがあります。

③保護クリームで保湿

クリーナーが完全に乾いたら、保護クリームを全体に満遍なく塗布します。本革は乾燥に弱く、保湿が足りていないとひび割れの原因になります。乾いている布などに保護クリームをつけて、塗り残しがないよう全体に擦りこんでいきます。全体に塗り終わったら、綺麗な布でサッと乾拭きしておくと余分な油が取れ完璧です。

★ポイント
仕上げに『馬の毛ブラシ』を使うとなお良し!革製品のお手入れでよく使用差される馬の毛ブラシ。適度な弾力性があり柔らかい毛質なので革を痛めることなく汚れや塵を落としたり、ソファ隙間に溜まった油などを掻き出してくれます。

こんな時はどうすればいいの?

ここからは、思いがけない事でソファを汚してしまった時の対処方法を紹介していきます。

食べ物や飲み物をこぼしてしまったら

食べ物や飲み物は糖分や色素が含まれているので、こぼしたら一刻も早く拭きとることが大切です。こぼしたままにしておくとシミとなり沈着してしまうので、落とすのが困難になります。革専用クリーナーがある場合は、そちらですぐに拭きとりましょう。

クリーナーがお手元にない場合は、固く絞った布でトントンと叩くように汚れにアプローチします。この時汚れを強く擦ることは厳禁です。かえって汚れの範囲が広がり革を痛める恐れがあります。十分に水拭きすることができたら、風通しの良い日陰で自然乾燥させます。ドライヤーを使う場合は、弱風で十分にソファから離し風を当てましょう。

★ポイント
ドライヤーを使用する際、温風は厳禁!急に熱い風を送ると革が伸びたり縮む恐れがあります。冷たい風でゆっくり乾かすことが大事です。

ペンのインクがついてしまったら

ボールペンのインクは放っておくと黒ずみの原因になります。こちらも見つけ次第、すぐに対処することが大切です。ペンのインク落としには、専用クリーナーを使用します。汚れに合わせて叩くように拭きとりましょう。

★ポイント
中性洗剤や除光液など合皮ソファの汚れ落としで使える物は使用厳禁(革を痛めます)!どうしても落ちない汚れには、セスキ炭酸ソーダの使用がおすすめ。セスキ炭酸ソーダを水で薄めてスプレーすることで、インクを綺麗に落とすことができます。ただこちらも変色の恐れがあるため、必ず見えにくい所に少量使用しテストしてからお使いください。

革にカビが生えてしまったら

本革のソファは設置場所が悪かったり、お手入れが不十分だとカビが生えてしまう恐れがあります。もしカビが生えてしまったら革専用クリーナーで拭き取ります。またそれでもカビを退治できないときは、消毒用エタノールを使用します。消毒用エタノールを布に少量含ませ、カビ発生部分を叩くようにして拭き取ります。

★ポイント
消毒用エタノールを使用の際は、必ず事前に見えないところでチェック!消毒用エタノールは殺菌効果が高い反面、革そのものを痛めてしまう恐れもあります。ソファの見えにくい所に少量塗布し、変色などないか確認してから使用してください。

まとめ

今回はル・コルビジェの不朽の名作を紹介しました。

★LC1

機能とデザイン性を兼ね備えたスリングチェア。座る人によって背面の傾きが変わるよう設計。

★LC2

直線的なデザインが美しいLC2ソファ。座り心地も抜群でLCシリーズの中でも人気が高い。

★LC4

世界最高デザインの休憩椅子。計算し尽くされた設計で、ゆりかごに揺られているような心地良さに定評がある。

★LC5

希少価値が非常に高いデイベッド。コンパクト設計ながら機能性が高く大人一人が十分に寛げる。

★LC7

ル・コルビジェ作品の中では珍しく丸みを帯びたフォルムが特徴的なスウィベルチェア。座面が回転するため立ち座りが簡単。

どれも魅力的な作品でお部屋に置くだけでお洒落空間が広がりそうですね。ソファや椅子と一緒に同シリーズのLC6やLC10などのテーブルを合わせて置くのもおすすめです。

上手にル・コルビジェのソファを取り入れてあなただけの特別な空間を創ってみてくださいね。