【秋田木工のダイニングセット×ラスティックスタイル】40代女性が出会った自然が輝く暮らし

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カヴァース建築部

「ナチュラルスタイル」と聞くとみなさんはどのようなお部屋を想像しますか?きっと木をはじめ自然の素材をふんだんに使った空間を思い浮かべることでしょう。ところが、ナチュラルスタイルはそれひと言だけでは言い表せないほど幅広いテイストを持つスタイルのひとつ。取り入れる木の色やトーン、合わせるアイテムにより、北欧や和スタイルからクラシックにモダン、フォークロアまで、さまざまなテイストに仕上げられます。今回はナチュラルスタイルの中でも、内装から家具、インテリア雑貨まで、素材の持ち味をとことん生かすラスティックスタイルに挑戦してみしょう。

素材の質感を生かしたスタイルと言えば、インダストリアルな雰囲気が小粋なブルックリンスタイルも人気ですが、同じく近年注目されているラスティックスタイルは、スチールなどの無機質なアイテムを使わず、木や土、植物などの自然の素材の質感を生かす点が異なります。想定するのはマクロビオティック料理や自然とともにある暮らしを愛する40代女性のダイニングルーム。我が国における曲木の代名詞とも言える秋田木工のダイニングセットは、どのような表情を見せてくれるのでしょうか。

漆喰風の壁面に、斜めに張ったフローリング、オープンタイプで開放的なリビング階段の木目。天井の飾り梁にリンクするように、真っ白なモールディングであしらった窓からたくさんの光がさしこむ…ここは自然とともに暮らすことを信条とする40代女性がひとりで暮らす、小さな家のダイニングルーム。窓際の観葉植物がやさしい風にそよぐ、なんとも居心地の良いこの部屋。コーディネートのきっかけは、中央に据えた秋田木工のダイニングセットでした。

「まさか私がこんなに日々の暮らしを愛せるようになるなんて、コンクリートジャングルを闊歩していた頃は思いもしなかったわ。あの時、秋田木工のダイニングセットに出会っていなかったら、私の人生はどうなっていたかしら」

秋田木工のダイニングセットに合わせて温もりのあるラスティックスタイルにコーディネート

日本で唯一、専用の曲木工房を持つ秋田木工。女性のダイニングルームの中央に構える秋田木工のダイニングセットは、スタンダードなフォルムながら床に向かって脚が細くなる絶妙なデザインのテーブルと、スリット入りの背もたれと曲木ならではの曲線が美しいチェアの組み合わせ。我が国の曲木の歴史とともに歩む秋田木工、その技術はもちろんですが、熟練の職人の目と手により選ばれた木材の質の高さが、随所に光ります。

都会で忙しく働いていた頃、とにかく時間に追われていた女性は、衣食住のすべてを「利便性・合理性」ではかる暮らしを続けていました。秋田木工のダイニングセットとの出会いは30代の半ば。たまたま訪れたショールームでそのテーブルの天板に触れた時、彼女の手と同時に何かが琴線に触れたのです。

「木は硬い、だけどやわらかい。かくもやさしく、かくも美しく。秋田木工のダイニングセットにかけられた曲木のように、私もやさしい魔法をかけてもらいたい」

オープン階段を仕切るスリットが秋田木工のダイニングセットのチェアにリンク

人生観と同時に彼女はライフスタイルのすべてを変えることに。自然が育てた木目が生きるフローリングに漆喰の壁が包む空間の中央には、秋田木工のダイニングセット。さらにナチュラルな印象をアップさせるため、天然素材をシェードに使った照明やスツールをレイアウトし、自然の植物であしらわれたミラーやデコレーションを壁に飾りました。

「人間も自然の一部。木や植物、自然の中に身を置いてこそ、私の命も輝くと思うわ。ダイニングルームは食事の間。マクロビオティック料理からいただいた自然の力が一番イキイキと輝くのも、やっぱり自然の中だと思うの」

素材が持つパワーを最大限に引き出すという視点は彼女のダイニングルームにまとめ上げたラスティックスタイルにも通じるもの。女性は秋田木工のダイニングセットを愛おしそうに見つめて、優美な曲線を描く曲木のチェアに腰掛けました。あえてラグを敷かないことで、秋田木工のダイニングセットの下にある素材感あふれるフローリングが見え、自然そのものの力強さや木製家具の持つ素朴な質感が存分に引き出されています。

ファブリック類をあえて使用せず秋田木工のダイニングセットを中心とした木の素材感を際立たせる

漆喰の質感あふれるウォーミーなホワイトと木のぬくもりに包まれるダイニングルーム。女性が秋田木工のダイニングセットを引き立てるために加えたのも、自然を感じられるものでした。葉が小さく繊細な線を描く窓際の植物は、グリーンの葉が主張しすぎず枝ぶりもほど良いので、ナチュラルカラーで統一した空間に自然な彩りを添えます。一方階段の側にはパンパスグラスを配置。こちらはドライが質感がラスティックな雰囲気そのもので、秋田木工のダイニングセットを中心にした空間に自然に溶け込んでいます。

「グリーンとドライな植物の共存…まるでマクロビオティックの陰陽調和みたいだわ。そうだ!この前、畑のおじいちゃんにいただいたお豆の処理をしなきゃ!今回のお味噌もおいしくできるかしら」

味噌などの加工食品まで自分の手でつくり、手間や時間を惜しまなくなった女性。秋田木工のダイニングセットとの出会いとともに、合理性や利便性とはまた別の価値観を見つけて、自然の美しさと生命力を演出するラスティックスタイルのダイニングルームで人生を楽しんでいます。あと半年ほど経てば、秋田木工のダイニングセットのテーブルを、彼女お手製の味噌を使った料理の数々が彩ることでしょう。