【モリタインテリアのソファ×50代夫婦】ジャパンディスタイルでTAKE IT SLOW

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カヴァース建築部

北欧のヒュッゲな空気とジャパニーズモダンを融合した、人気のジャパンディスタイル。北欧とジャパニーズ、それぞれのアイテムをどのようなバランスで取り入れるか、どのような配分でどう組み合わせるか、そのさじ加減がコーディネートの妙と言ったところでしょう。今回はそんなジャパンディスタイルのリビングで、毎週末さまざまなゲストを招いて過ごすのが好きな50代の夫婦を想定。モリタインテリアのソファのやさしい表情に合わせて木目をふんだんに取り入れたくつろぎの空間、訪れる人すべてにくつろいで欲しいと考えた夫婦のコーディネートを見てみましょう。

「よく来たね、早速だけどこれを見てよ!これが電話で言っていたモリタインテリアのソファさ。いいだろう、このやさしいヴィジュアル、低い座面、佇まい。座ってみたいと思わないかい?」
「ちょっとあなた、まずはおかけいただきましょうよ。言いたいことを先に言わなきゃ気が済まないのは本当に若い時と同じね!」

この部屋に暮らす夫婦が今日迎えるのは、大学時代の友人夫婦。今から30年ほど前、二組の夫婦は日本文化を愛好するサークルに所属していました。当時からせっかちな性格で周囲を笑わせたり、時には呆れさせたりしていたホストの50代男性は、どうしてもこのモリタインテリアのソファをゲスト夫婦に見せたかったようです。

モリタインテリアのソファを中心に「和」の要素を強めたジャパンディスタイル

座面が床から近いロースタイルは、天井までの高さを強調して、空間を開放的に見せる効果があります。やわらかな表情のファブリック、フレームから座面クッションがオーバーハングするデザイン、直線的ながら角に丸みを持たせたやさしいフォルム…そんな魅力たっぷりのモリタインテリアのソファを見つけた時、ホストの男性が最初に気に入ったのはこの座面でした。

「日本人はもともと床に座って生活していたと言うだろう?ソファという西洋のアイテムでありながら、広くて低い座面に和を感じたんだ」
「来客用の上質な座布団を思い出したけれど野暮ったくない。素晴らしいデザインだね。どれ、座り心地は…」

ゲストの男性はモリタインテリアのソファに腰を下ろすと、その座り心地に一瞬言葉を失いました。それまでジャパンディの「日本」という観点から見ていたモリタインテリアのソファが、突然ゆったりとしたくつろぎのイメージに視点を変えたからです。
「驚いただろう?ゆったりと足を投げ出せるこのくつろぎ感は北欧のヒュッゲそのものさ」

塗壁風の壁面と木目が豊かなモリタインテリアのソファがあるリビング

一方、二人の妻はモリタインテリアのあるリビングの空間設計について会話を弾ませています。特にゲストの女性は、どこまでも開放的な高い天井とモリタインテリアのソファの低い座面がつくるコントラストに、羨望の眼差しを向けています。

「高い天井って本当にいいわ。日本の暮らし方は確かに美しいけれど、どちらかと言えば床に近い生活じゃない?そんな和を感じる座面の低いソファにこの天井高を組み合わせるなんて!体の力が全部抜けてリラックスできそうね。のびやかでとっても気持ち良いわ!」
「ありがとう!実はね、高い天井とロースタイルの組み合わせにこだわったの。ほら、板張りのフロアの木目や張り方がとっても表情豊かでしょう。だからその分、床から天井までの壁をたくさん見せることで“抜け感”を出したくて」

フロアランプもセンターテーブルも、人がくつろぐ床に近い場所にまとめるため、背の低いものをチョイス。その頭上に広がる開放的な空間には遊び心を。和を思わせるモダンな照明に加え、色味を抑えた植物や大きなミラーを高い位置に配して、天井の高さをより強調させました。

取り入れるアイテムはモリタインテリアのソファフレームの木にイメージをリンクさせる

ホストの妻はスキップフロアのキッチンで緑茶を淹れます。その青い香りは、モリタインテリアのソファがあるリビングまでふくらみました。モリタインテリアのソファに座っていた二人の夫のうち、ゲストの男性は少し驚いた表情で妻たちに目くばせして笑います。

「あのせっかち男が、モリタインテリアのソファに座ったとたんにこれだよ。さっきからとても落ち着いて外の木々を眺めているじゃないか!」
「あら本当。このソファはお客さまをゆったりさせるより先に、この家の主を落ち着かせたのね」

モリタインテリアのソファ。このひとつの家具が部屋の空気を変え、人の心の持ちようまで変えてしまいます。和の要素からこの家に迎え入れられたモリタインテリアのソファが、心も体もくつろぐ北欧のヒュッゲを生む、この夫婦らしいジャパンディスタイルなのです。

「まだ時間はたっぷりある。Take it Slow、ゆっくりしていけよ」
SLOWと名付けられたモリタインテリアのソファに深く座り、せっかちだったはずのホストの男性がやわらかく微笑みました。