間接照明で部屋を上質なリラックス空間に♪失敗しないポイント紹介

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カヴァース編集部

室内照明では天井から部屋全体を照らすシーリングライトなどの直接照明が使われるのが一般的ですが、間接照明を取り入れることによりぐっとおしゃれな雰囲気を演出することができます。今回の記事では間接照明の効果や失敗しないポイントについて紹介していきます。

間接照明による効果

間接照明とは、光を天井や壁を照らし、その反射光を利用する室内照明です。まず、間接照明を使うことによる効果について見ていきましょう。

上品でおしゃれな雰囲気になる

直接照明が部屋全体を均一に照らすのに比べ、間接照明は照明が当たっている場所と光の弱い部分で陰影ができます。光の強弱で生まれた陰影は、光のグラデーションとなり、空間にメリハリを与え、部屋を上品でおしゃれな空間にしてくれます

また、間接照明はデザイン性に優れたものが多いため、照明自体がインテリアのアクセントになります。高級ホテルや高級レストランなどでは、よく間接照明が使われており、上質な空間を演出しています。

リラックス効果

間接照明は直接光源が目に入らず、天井や壁を反射して拡散されるため、穏やかで温かみのある光になります。柔らかく温かみのある光は副交感神経に働きかけ、気分を落ち着かせてくれます

光の色も重要で、リラックスしたい場所では暖色系の電球色の光を取り入れると良いでしょう。寝室に電球色の間接照明を取り入れると、入眠しやすくなる効果も期待できます。

部屋に広がりを与える

間接照明により空間に光と影の陰影ができることにより、空間に広さや奥行きを感じられます。スタンダードな置き場所として、部屋の隅、天井、家具の隙間などがあります。

天井の隅や横壁との境目を照らしたり、下から天井を照らしたりすると、狭い部屋でも開放感が出ます。テレビや家具の後ろの照明も有効で、隙間から漏れる光で奥行きが感じられます。

失敗しない間接照明設置のポイント

間接照明を設置する際には、下記の3つのポイントを意識することで、失敗なくおしゃれな空間を演出することができます。

光源が見えないようにする

間接照明はシェードで覆われた直接光源が見えないデザインを選ぶか、直接光源が見えないように設置しましょう。光源の電球が見えてしまうと、まぶしく感じ、落ち着いたお洒落な雰囲気が崩れてしまいます

また、反射しやすい床や窓ガラスに光源が写りこんでしまう場合があります。その場合には設置場所を工夫したり、反射を抑える光源を使用したりといった対応方法があります。

複数の光源を利用する

間接照明は直接照明より暗く、生活光としては不十分に感じる場合があります。特に家族で多目的に利用するリビングや、本を読んだり作業をしたりする部屋では直接照明と併用すると良いでしょう。

直接照明と間接照明を併用する場合は調光機能が付いたものを選ぶと、目的に応じた空間が演出しやすく便利です。複数の照明で高低差をつけて必要な場所を照らすことにより、部屋全体の陰影が生まれ、立体感のあるおしゃれな空間になります。

生活感のあるものを照らさない

エアコンやコンセントなどの生活感のあるものが照らされると、おしゃれな雰囲気を損なってしまいます。アートや植物、お気に入りの家具などを意図的にライトアップする場合を除いて、間接照明の照らす場所には物を置かないようにしましょう

壁をグラデーションで照らすような照明は、光が物で遮られてしまうと綺麗に見えません。

明るさや色による印象の違い

間接照明で空間を演出するのには、明るさや色にこだわることも重要です。電球には主に電球色(3000K)、昼白色(5000K)、昼光色(6500K)の3種類があります。リラックスできる空間にはやや暗めで暖色の電球がおすすめです。

基本的には「電球色」がおすすめ

間接照明で最も代表的で使いやすいのが「電球色」です。電球色は温かみのあるオレンジ色系の光で、刺激が少なく、リビングや寝室などのリラックスしたい場所に適しています

部屋全体の明るさによって「昼白色・昼光色」も検討

間接照明と部屋全体の光の色調の差が大きいと、ちぐはぐな印象になってしまいます。天井の直接照明の色が自然な白い光なら「昼白色」、すっきりとした青みがかった白色なら「昼光色」を選ぶと良いでしょう。

リラックスのしやすさでは電球色に劣りますが、電球色より明るくスタイリッシュで活動しやすい雰囲気になります

間接照明の手法

間接照明を代表する3つの手法についてご紹介します。

壁を照らすコーニス照明

コーニス照明は、光を壁に当てて反射光を広げる間接照明です。アクセントウォールやインテリアの雰囲気を高めたい時に使われます。階段部分に設置すれば、デザイン性の高い足元灯としても活用できます。

天井を照らすコーブ照明

コーブ照明は天井を照らす間接照明で、ホテルのロビーや寝室などでもよく使われています。折り上げ天井の内部に設置することにより、直接光源を見せずに部屋を明るくすることができます。

天井がフラットの場合には、目隠しを作る必要があります。間接照明の中でも比較的明るく、コーブ照明だけでもある程度の光量を確保することができます

壁と天井を照らすバランス照明

バランス照明は壁と天井の両方を照らし、コーニス照明とコーブ照明の中間のような位置づけの間接照明です。

壁面に目隠しを設置して、その裏側に光源を隠しています。壁や天井が明るいと高さや奥行きを感じられるため、空間を広く見せたい場合に有効な手法です

おすすめの商品

コーニス照明・コーブ照明などはリフォームが必要となることがほとんどですが、もう少し手軽な方法として、スタンドライトやスポットライトなどを間接照明として使う方法もあります。間接照明とは、厳密には発散する光束の0〜10%が直接到達するような配光をもった照明器具とされます。下記で紹介する照明は間接照明でないものを含みますが、使い方によって間接照明としても活用できる商品を5点ご紹介します。

背面収納付壁よせTVスタンド V3・V2・S1対応 ハイタイプ用LED間接照明

テレビスタンドV3・V2・S1対応のLED間接照明です。テレビ台の背面に取り付けることにより、空間がモダンでおしゃれな雰囲気になります。明るさと色調整は8段階に調整できるため、視聴するテレビの内容やシーンに応じて好きなモードにすることが可能です。他にも昼白色から電球色へ少しずつ色が変わるフェードモードや点滅するフラッシュモードなどもあり、リモコンで簡単に操作できるのも嬉しいポイントです。

50年以上前から愛されているデザイン AJ フロアランプ

50年以上愛される北欧デザインのフロアランプです。円と直線が組み合わさったデザインが特徴的で、スタイリッシュな印象を与えてくれます。シェードが動き、光を放つ方向を変えることができるため、光を当てたい場所に調整することが可能です。カラーはブラック・ホワイトの2色から選択でき、同じシリーズのウォールランプ、テーブルランプも販売されています。

間接照明としても使用できる トロメオ テーブルランプ

イタリア人デザイナーのミケーレ・デ・ルッキによりデザインされたスタイリッシュなテーブルランプ「トロメオ」です。バネの力をワイヤーに伝達し、そのテンションで全体を支える独特の構造と、工業的な印象を与えるスタイリッシュなデザインが、洗練された印象を与えます。アルミニウムのヘッド部分は360度回転し、アーム部分も自由に動かすことができるため、ポイントで狙った部分を照らすのに適しています。天井や壁面に光を当てることで、間接照明としても活用できる商品です。

自由自在な動きで空間を華やかに演出する パレンテージ ランプ

アッキレ・カスティリオーニ&ピオ・マンズーによりデザインされたパレンテージランプです。天井から吊り下げる形で設置し、ワイヤーの途中にランプがついた独特の形状を持っています。ワイヤー上での上下移動や、あらゆる方向に光を向けることができる自由度が魅力で、角度を調整することにより間接照明のように使うこともできます。

おしゃれな間接照明付き 日本製 棚・照明付き収納ベッド (シングル)

ヘッドボードに照明、フラップ収納、コンセント、スマホスタンドが付いた機能的な収納ベッドです。ヘッドボードのフラップ収納の扉を開けば、小さなテーブルとして利用することもできます。メッシュメタルのフレームが付いた照明は、寝室をスタイリッシュに演出してくれます。ベッド下には大きな2つの引き出し付きで、洋服や小物などをすっきり収納することが可能です。

まとめ

今回の記事では失敗しない間接照明の取り入れ方のポイントをご紹介しました。光源を直接見せないこと、明るさをカバーするために複数の光源を使うこと、生活感のあるものを照らさないことがポイントでしたね。部屋をホテルのような上質で落ち着きのある空間にしたいという方は、間接照明をぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

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