第2話: フランスベッドのすごいコイル技術「高密度連続スプリング®」の秘密

フランスベッド 高密度連続スプリング
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カヴァースメディア部

「フランスベッドのマットレスは品質が高い」ということは、多くの人が何となく知っていることだろう。しかし具体的に何がすごいかを知っている人は、少ないのではないだろうか。フランスベッドのマットレス技術の根底にあるものは、間違いなくコイルの技術だ。このコイル技術がなければ、現在のように広く国民に普及していることはなかっただろう。

フランスベッドのマットレスで使われているコイルは『高密度連続スプリング®』と呼ばれるものだ。日本人の睡眠を知り尽くしたフランスベッドが開発した『高密度連続スプリング®』は、他の誰のためでもない、日本人のためだけに作られたコイル。その技術を知れば、きっとあなたも使ってみたくなるに違いない。

マットレスのコイルと言えば、もしかしたらポケットコイルを思い浮かべる人が多いかもしれない。ポケットコイルとは、このような形状のコイルだ。

一方で、高密度連続スプリングは、このような形状をしている。

高密度連続スプリング

大きく違うことは「ポケットコイルはコイルが独立しているが、高密度連続スプリングは全てのコイルが繋がっている」「ポケットコイルは1つ1つが袋に包まれているが、高密度連続スプリングは包まれていない」の2点だ。

この高密度連続スプリングがどれほどすごいのかを見ていきたいと思う。

すごさその1 落ち込みがないことがすごい

人間は元々立っている生き物であるため、最も疲れないのは立っている姿勢であり、そもそも寝姿勢というのは体に負担が掛かっている状態だ。そのため、疲れない寝姿勢を保って眠るということは非常に重要なのだ。ただそれを実現するには、高いマットレス製造技術が必要となる。

ポケットコイルは、各コイルが横に繋がっていないために、部分的に落ち込みやすい構造をしている。特に寝ている際に最も荷重が掛かる腰からお尻にかけては、沈み込みやすくなっている。一方で高密度連続スプリングは、横に全て連結されているため、部分的な落ち込みは発生せずに、立っている状態に近い寝姿勢を保つことができるのだ。下図は、高密度連続スプリングマットレスでは背筋が伸びた状態、沈みやすいマットレスでは部分的に沈んだ状態になることを示している。高密度連続スプリングが、理想的な寝姿勢を保てることを証明しているのだ。

すごさその2 寝返りのしやすがすごい

部分的な沈み込みが起こらないことにも関係しているが、高密度連続スプリングマットレスは「とても寝返りがしやすい」という特徴を持つ。睡眠中の寝返りは、人間にとって重要な意味がある。理由は2つ。1つ目は血液の流れが悪くならないようにする、ということだ。寝返りをせずに同じ姿勢で眠っていると、体重が一点にかかり続けて血流の流れが悪くなるのだ。もう1つの理由は、寝返りをすることで、寝床の中の温度や湿度を整えるという点。長時間寝ていると寝床の中の温度や湿度は高くなるが、寝返りすることで空気の対流を作り、調整しているのだ。

高密度連続スプリングは、とにかく寝返りがしやすいコイルだ。ポケットコイルは横に連結されていないために、部分的に落ち込みが発生する。つまり寝返りを打とうとすると沈み込むため、余計に力を入れないと寝返りを打てないのだ。一方で高密度連続スプリングは、余計に沈みこむことがなく、逆に反発して寝返りをサポートしてくれるため、楽に寝返りが打てるという仕組みだ。

フランスベッド独自の高密度連続スプリング 自然な寝返りがしやすい設計

ここに一つの実験データがある。ローラーを人に見立てて、そのローラーが転がりやすいか、つまり寝返りが打ちやすいかどうかを調べたものだ。この実験からも、高密度連続スプリングを使ったマットレスは、寝返りを打ちやすいことが明らかなのだ。

フランスベッドの高密度連続スプリング 寝返りの打ちやすさの実験

すごさその3 振動が伝わりにくいのがすごい

ダブルベッドやクイーンベッドで夫婦一緒に寝ている際に、相手の寝返りで目を覚ましてしまったことはないだろうか。高密度連続スプリングは寝返りが打ちやすい、ということは分かっていただけたと思うが、「相手に寝返りをそんなに打たれては困る」という方もいるかもしれない。しかし、高密度連続スプリングではそんな心配は無用だ。

高密度連続スプリングは、横に連結されているにも関わらず、とにかく振動が伝わりにくい構造をしているのだ。これはフランスベッドの技術のすごいところ。横にコイルが連結されている場合は、当然振動が伝わりやすい。しかし、フランスベッドのコイルは違う。

下の動画を見てほしい。見間違いかのような光景だ。これがコイルが使われていないマットレスならまだ分かるが、横に連結されているコイルでこの振動の少なさは、まさに卓越した技術の賜物である。

フランスベッドの高密度連続スプリング 振動が伝わりにくい

すごさその4 通気性の良さがすごい

湿気はマットレスの天敵である、ということを知っている方は多いのではないだろうか。ご存知の通り、人間は寝ている間に大量の汗をかくため、通気性が良くないと湿気がこもってしまう。しかもマットレスを干すのは非常に大変な作業だ。頻繁に干せないため、カビも生えやすい。そのため、マットレスを選ぶポイントの一つが「通気性の良さ」なのだ。

下図は、実際にポケットコイルと高密度連続スプリングの通気性を比較した写真だ。偽物かと思えるほどその差が明確に分かる写真だが、真実を映し出している。これを見れば、説明は不要だろう。

さらに、もう一つのデータを見ていただこう。下の動画は、ポケットコイルマットレスと高密度連続スプリングマットレスの乾きやすさを比べたものだ。簡単に言うと、高密度連続スプリングマットレスの方が、圧倒的に乾きやすいのだ。高密度連続スプリングマットレスの通気性や乾燥性は、ポケットコイルマットレスとは比べ物にならないほど良いことが分かっていただけただろう。

高密度連続スプリング 乾きやすさの比較

多くの日本人を支えているスプリング

フランスベッドのマットレスは、日本人による、日本人のための、日本人のマットレスだ。古くから日本人の睡眠を研究して、日本人に最適なコイル技術を積み上げてきた。高密度連続スプリングを見ると、まさに日本人のものづくりのチカラを感じざるを得ない。この高密度連続スプリングが、多くの日本人の睡眠を長年に渡って支え続けているのだ。

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