第5話: 菌を殺してマットレスを清潔に! ー アグリーザ
フランスベッドのマットレスの特徴として、高い除菌効果も挙げられる。マットレスの生地素材に「アグリーザ」という機能糸を使ったクラスがあるのだが、この「アグリーザ」が優れものなのだ。「抗菌」や「制菌」機能を持つマットレスやシーツは見たことがあると思うが、それよりも優れた「除菌」機能を備えている素材だ。詳しく見ていこう。
フランスベッドが商品に込めたストーリー
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「抗菌」や「制菌」よりも高い効果の「除菌」機能を持った「アグリーザ」
フランスベッドのマットレスには、生地に「アグリーザ」という機能糸を使っているものがある。この「アグリーザ」という機能糸がすごい。
結論から言うと、「アグリーザ」は菌を殺してしまうのだ。ポイントは「除菌」だ。
シーツや布団などで「抗菌効果」「制菌作用」といった言葉を見かけることがあると思う。この「抗菌」や「制菌」とは何なのだろうか。
菌というものは、何もしないとただひたすらに繁殖していくものだ。特にマットレスのように湿気がこもりやすい場合には、急速な勢いで繁殖していく。それが行き過ぎるとカビが生えることもある。しかもマットレスは、頻繁に干すのが難しい。
そこで寝具やマットレスには、何かしらの方法で菌を抑制する機能が付いているものが多い。まず「抗菌」というのは「菌の増殖を抑制する」ことだ。そして「制菌」とは「菌の増殖を防ぐ」こと。両方に共通しているのは「これ以上、菌の数を増やさない努力をする」ということだ。
一方「アグリーザ」が持っている「除菌」機能は、「菌の数を減らす」のだ。「菌の数を増やさない」と「菌の数を減らす」には、雲泥の差がある。「抗菌」機能や「制菌」機能では、菌はいなくならないのだ。菌を減らすには「除菌」機能が必要になる。「アグリーザ」はこの「除菌」機能を実現している素材なのだ。
実際の試験データを見てもらうと明らかだ。まず菌を25,000個用意して、通常のマットレス生地に載せてみる。そして18時間後に見てみると、菌は増殖していた。
次に、「アグリーザ」の機能糸を使った素材に、25,000個の菌を載せてみる。そして18時間後。25,000個の菌の数が、なんと20個に減っていた。菌の減少率は、実に約99.9%。ほぼ全ての菌が殺されていなくなっていたのだ。
これは本当に驚くべき結果である。「アグリーザ」は、より幅広い菌類への効果が実証されており、悪臭の原因菌も強力除菌。防臭効果も持っていることが分かっている。
フランスベッドのマットレスを選ぶ際に、この「アグリーザ」という機能糸は必見だ。