羽毛布団の種類と品質
ここでは羽毛布団の種類をご説明いたします。
ダウンボールとは
羽毛布団は羽毛(ダウン)が50%以上の混合率で配合されている布団ですが、羽毛は、ダック(アヒル)かグース(ガチョウ)から摂取されています。また、羽毛の1つ1つの粒のことをダウンボールといいます。よく羽毛布団でも生地の隙間からふわふわした綿毛が飛び出してしまうことがあるかと思いますが、それはダウンボールが飛びしているわけです。
羽毛(ダウン)の種類と品質
アヒルよりもガチョウの方が体が大きいため、ガチョウの方がより多くの羽毛を必要とします。そのためアヒルよりもガチョウのダウンボールの方が大きいということになります。つまりダックよりもグースのダウンボールの方が大きいというわけです。そして、羽毛の1つ1つのダウンボールが大きければ大きいほど、ふかふかしている布団になる、ということになります。つまりダウンボールが大きいほど保温力が高く、高品質な羽毛布団である、ということが言えます。
以上のことから、ダックの羽毛布団(ダックダウン)よりもグースの羽毛布団(グースダウン)の方が、よりふかふかしていて温かく、高品質ということです。
羽毛布団の産地と品質
一般的には寒冷地で育ったダックやグースの羽毛は高品質であると言えます。それは寒冷地であればあるほど、ダックやグースも寒さに耐えしのぐために自分の体を温かく保温しておく必要があります。つまり寒冷地であればあるほど、高品質な羽毛を身にまとっており、保温力が高いわけです。
中でも寒冷地で育ったマザーグースから摂取された羽毛は高品質と言われています。マザーグースはグースの中でも体が大きいのですが、その大きい体を寒さから守るために、ダウンボールも大きく、保温力が高いダウンを身にまとっています。
羽毛布団の多くはダックダウン羽毛布団です。グースの羽毛となると、市場に出回っている羽毛布団のうち、約20%程度と言われています。また更にマザーグースとなると、グースの5%ほどしか出回っておらず、とても希少価値が高いのです。特に寒冷地で育ったマザーグースは非常に良質で、希少価値が高いということになります。当店でお取り扱いしている羽毛布団は、ポーランド、ウクライナ、フランスなど寒冷地の羽毛を中心に取り揃えております。