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布団の正しい干し方
布団の正しい干し方
ここでは布団の正しい干し方についてご説明いたします。
なぜ布団は干さなければいけないのか
布団にとっての最大の敵は、湿気です。一般に人間は寝ている間にコップ一杯の汗をかくと言われていますが、そのうちの7割程度は敷布団が吸い取り、3割程度は掛け布団が吸い取っています。人間の汗には体の脂肪分や老廃物が含まれていますので、当然布団は汚れていきますし、ダニが繁殖してしまいます。それを防ぐためには干して乾燥をサせることが必要なのです。
布団を干すことはダニを駆除する意味の他にも、布団がふっくらする、防臭効果がある、殺菌をする、という意味合いもあります。とにかく布団は湿気が天敵ですので、こまめに干すことが必要です。
布団の正しい干し方
- 風通しのよい場所に干す
- 布団を干す一番の目的は、とにかく湿気を乾燥させることです。湿気は布団の天敵です。できるだけ湿度が低く、風通しがよい晴れた日に干しましょう。干す時間帯も湿度が低い時間帯を選ぶことが大切です。最適な時間帯は、午前10時~午後3時頃になります。逆に夕方まで干してしまうと湿気を吸ってしまうことがありますので、特に冬は午後1時頃には取り込んだ方がよいです。
- また、長く干せばよいというものでもありません。特に夏は日差しが強く、気温も高いので、長時間干すと布団を痛める原因になります。夏の場合は、1時間~2時間程度干せば十分です。
- シーツやカバーは付けたまま干す
- また、直射日光も布団を痛める原因となるため、実は直射日光も天敵なのです。そのために風通しのよい日陰に干した方がよいのですが、もし日なたに干す場合は、シーツやカバーを付けたまま干しましょう。そうすれば布団には直射日光が当たらずに痛めることもなくなります。
- 毎日干さない
- 毎日干した方がよいと思っている方もいらっしゃると思いますが、毎日干すと逆に布団を痛める原因となります。月に1~2回程度、片面1~2時間くらいの干していれば十分なのです。というのは、羽毛(ダウン)は、吸湿・放湿性に優れているためそのくらいの頻度と時間で十分なのです。
- 両面を干す
- 布団は片面だけではなく、片面を1~2時間干したら、裏返して干すようにしましょう。寝ている間には人間はコップ一杯ほどの汗をかきますが、その際には湿気が裏面へも浸透しているので、裏面もしっかりと干す必要があります。
- 決して叩いてはいけない
- 布団を叩くと、中の羽毛や繊維が壊れてしまうため、叩くのはNGです。布団の表面についたホコリやゴミは、実は手やブラシで払う程度で充分なので、布団を叩く必要はありません。取り込む際に、手やブラシで払ってゴミやホコリを落とし、また取り入れた後に布団ノズルの付いた掃除機で吸い取れば十分です。