布団の収納方法
ここでは布団の収納方法についてご説明いたします。
布団を収納する前の準備
布団の天敵は何と言っても湿気です。湿気を溜め込んでしまうとダニなどが発生するだけではなく、布団そのものの寿命を大きく縮めていきます。そのため布団を長期収納する前には必ず乾燥をさせましょう。
まず収納する前には布団を干しましょう。布団を干し方は前述の通りですが、風通しのよい場所に2~3時間干せば十分です。またどうしても布団が干せない場合は、布団乾燥機を使いましょう。布団乾燥機にはダニ退治機能が付いていることが多く、高温にすることにより布団を乾燥させ、さらにはダニを退治してくれます。そして布団を干した後には必ず掃除機をかけましょう。掃除機のノズルは布団用のものを使うとさらに効果的です。パワーノズルを使うとさらによいでしょう。
布団の収納方法
羽毛布団の場合は布団圧縮袋を使って収納することは止めて下さい。羽毛はとてもふわふわしており、保温性が高いという特徴があります。一方でとても繊細でデリケートな繊維です。その羽毛を圧縮してしまうと羽毛自体を痛めることになり、羽毛布団の寿命を確実に縮めることになります。どうしても布団圧縮袋を使う場合は、あまり布団を圧縮しないで収納をしてください。
布団は通気性のよい収納ケースに入れて収納をしてください。密閉されているケースの場合は、どうしても湿気が発生してしまいます。湿気の発生はダニやカビ、その他の菌の繁殖を増幅させます。布団を購入した際の布団ケースや綿の風呂敷など通気性のよいケースに入れてください。そして押入れの上段など、できるだけ湿気がたまらない場所に保管をしてください。乾燥剤を除湿剤などとともに保管をしておくとさらに効果的です。
またもし可能であれば定期的に保管状態をチェックしてください。除湿剤や乾燥剤を取り替えたり、できれば布団を取り出して簡単にでも結構ですので掃除機をあてるようにしてください。そうすることでダニや菌の繁殖を抑え、乾燥状態を保持させることができるため、布団の寿命もかなり変わってきます。