タンス・チェストの商品一覧です。

箪笥とチェスト、どちらも衣類用の引き出し収納を指すもので、意味の違いはほとんどありません。チェストはもともと、ヨーロッパなどで使われていた、蓋のついた大きな衣装箱のことでした。箪笥はもっと用途が広く、収納全般を指していました。衣装箪笥のほかに茶箪笥など、衣服以外のものを入れるのに使うものも箪笥と呼んでいたことからもわかりますね。

クローゼットが普及した今でも、寝室に限らず、いろいろな場所でチェストは活用されています。サイズや引き出しの細かさによって、物を手軽に分けて収納できるからでしょう。手前から物を取り出す棚とは違い、引き出して奥のものを簡単に出し入れできること、最近はスライドレールつきが多く、物がたくさん入っていても軽く取り出せることも長所です。

素材はモデルによっていろいろありますが、和の箪笥はほとんどが桐で作られています。見かけがきれいで軽く、加工しやすい上に、丈夫で水にも火にも強く、虫もつきにくいという特性があるため、大事なものを入れておく箪笥にぴったりなのです。大型の箪笥は現在あまり需要はありませんが、インテリアの一部として使える低い和箪笥は、和洋室どちらにも使われ、根強い人気があります。

衣類収納に分類されているタンス・チェストですが、普通に服をしまっておく以外にも、大きさやデザインによって幅広い使いかたができます。小型のものは、玄関ホールに置いてスリッパやお出かけグッズを収納するほか、上に花や小物を飾ってちょっとしたディスプレイコーナーにもできます。ベッドサイドに置けば、サイドテーブルとしても活用できます。ローボードのひとつとしてリビングに置いても良いでしょう。クローゼットの中やロフトで、細かいものを効率よく収納するにも役立ちます。

また、他の家具と組み合わせても使えるように、同色、同素材の別の家具も豊富に揃っています。チェストは全部が引き出しになっているものが多いので、オープン棚や扉付きのキャビネットなど、他の使いかたができるものと並べると使い勝手が増します。ドレッサーとの組み合わせも便利ですね。組み合わせは横に並べるのが理想的ですが、そこまでスペースがとれないこともあるでしょう。上に積む場合は、微妙な高さにせず、天井まできっちり詰めてしまった方が安全になります。上置き収納を入れるなどして、壁面収納のように隙間なく収納にしてしまうと、見た目もきれいで、揺れても倒れる危険がかなり少なくなります。